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25話・とあるアイテムの素材集め 1

家に帰りついた後、ソフィアが呼びに来るまで、最近日課になりつつある、レシピ検索の全閲覧を眺める。

 ついでに、今日獲得した魔法石を使って作製出来るアイテムが何かないか見てみる。最近知ったのだが、このレシピ検索は、特定の条件でアイテムを絞り込む事が出来るようだった。

 魔法石と最近獲得した素材って事で、面白半分でオリハルコンの2つを条件にして調べてみたら、思いの他、検索に引っ掛かった。

 そして、驚いた事に、その検索で出たレシピの中に、もしかしたら、作れるかもしれないアイテムがあった。そして、作れるかもと思うと、無性に作りたくなってきた。

 明日からよりいっそうダンジョン攻略にはげもうと思った。

 




 次の日、ダンジョン潜る前に、昨日壊れたツルハシの代わりを買うために、お店に寄ってから、ダンジョンへむかった。ツルハシを買う時に、店員に少し変な視線を浴びせられたのは、言うまでもない。そりゃあ、僕だって2日連続で、僕みたいな子供が何本もツルハシを買っていくとか、おかしいと思うが、売り上げに繋がると思うので、大目に見て欲しい。

 そんな事を考えながら、ダンジョンにたどり着いた。

 まずは、普通に入り口から入り、昨日と一緒の場所にむかった。買っておいたツルハシの本数は、昨日と変わらないので、昨日と同じくらいの時間で終わったので、すぐさま、入り口の転移版から6階層へ続く階段へ転移する。

 その後は、ゴブリンマジシャンを、魔法を詠唱する前に倒して、それ以外のモンスターとの遭遇は逃げに徹して、次層へと繋がる階段を探した。

 そのおかげか、昨日とかかった時間は同じくらいなのに、今日で7階層へ降りる階段を見つけた。

 僕はそのまま転移版で、ダンジョンを出て、換金もせずに、ギルドにむかった。

 何気に、ダンジョンで獲得した素材の換金は今まで、ダンジョン前で行っていたので、ギルドに来るのも何だか久しぶりだ。中に入るってみるも、特に変わった事はなさそうだった。

 いつも通り、マリヤさんの列に並び順番を待つ。

 少しして、僕の順番がやって来た。


「ノーリ君!? 久しぶりね。怪我は… している様子はないわね。」


「お久しぶりです、マリヤさん。僕の方は、無理なく頑張ってます!!」


「そう、それを聞いて、安心したわ。それで今日は、どうしたの?」


「今日は、明日潜る階層のダンジョン地図を買いに来ました。」


「地図は高いけど、大丈夫?」


 マリヤさんが、軽く僕を脅してくる。

 だ… 大丈夫かな… 急に不安になってくる。


「ね… 値段によりますね。」


「ふふ、そうね。それで、どの階層の地図が欲しいの? 3階層それとも4階層?」


「な… 7階層と8階層の地図が欲しいです…」


 僕がそう言うと、マリヤさんの顔が笑顔のまま固まった。

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