表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

28/389

23話・ダンジョンの石集め

 いつものように、朝の時間を過ごし、早速ダンジョンへむかう。当然、来る途中に、ツルハシを数本買い込んでおく。

 ダンジョンに着いた僕は、転移版は使わず、入り口からダンジョンへ潜った。


「さてと、石集めと行きますか。」


 1階層のマッピングは終わっており、ある程度把握してある。だから、誰も来ず、行き止まりの場所にむかう。道中、モンスターと遭遇したが、とりあえず今は、ダンジョンの石の採取の方を優先したい為、出会ったモンスターをスルーしてから行き止まりにむかった。戦闘をしなかったので、その場所にすぐにたどり着いた。


「よし、やるか!!」


 アイテムボックスから、買っておいたツルハシを取り出し、勢いよく、ツルハシをダンジョンの壁に振り下ろす。


 ガキーン


「か… 硬い…」


 思ったよりも、壁は硬く手が痺れる。だけど、ツルハシは刺さっていないが、亀裂は入っていた。諦めずにそのままツルハシを振り下ろす。

 何度目かにやっと、ダンジョンの壁が砕けた。この調子で、どんどんダンジョンの壁を壊していく。体感で、30分ほどやっていると、ツルハシが壊れてしまった。


「ち… 丁度いい、休憩しよう…」


 思ったよりも、体力を削られる作業だった。

 休憩する前に、砕けたダンジョンの石を先にアイテムボックスの中に入れておく。ダンジョンの石を入れ終えると、回復薬を取り出して、休憩する。


「!?」


 休憩しながら、壊れたダンジョンの壁を眺めていると、本当に少しずつではあるが、ダンジョンの壁が修復されていく。思い返してみると、5階層を攻略する間、ダンジョンの壁が壊れていた所なんて、見たことなかった。気にも止めなかったがまさか、修復してるなんて思っても見なかった。

 休憩を終えて、再開しようとした時には、壊したダンジョンの壁は、既に完全修復していた。

 その後も、ダンジョンの壁を休憩を挟みつつ時折湧いたモンスターを倒しつつ、石の採取をし続け、3時間もたった頃には、買っておいたツルハシが全て壊れてしまった。壁を壊している間、試しに、床も壊してみようとしたが、壁よりも数段硬く、亀裂すら入らず、すぐに諦めた。

 ツルハシも全部壊れたので、オリハルコンの作製をする。今回のダンジョンの石で作製出来るオリハルコンの量は、小量だけだった。量を集めるには、かなり時間がかかりそうだ。

 する事もなくなったので、ダンジョン攻略の続きをする為、1度ダンジョンから出た後、今度は転移版を使い6階層に続く階段まで転移した。

 転移した先では、他の冒険者たちが休憩していた。時間も丁度昼頃なので、僕も端の方で、弁当を食べる事にした。弁当を食べながら、アイテムの確認をしっかりしておく。

 弁当を食べ終え、確認も終わった為、僕は6階層へ続く階段を降りていった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ