200話・準備と強化
時間はかかったが、無事に引っ越した動物たちと契約をかわし、モンスター化についての許しを貰えた。
その後、ご飯を済ませてから、ソフィアたちがお風呂にいっている間に、1人で、ダンジョン内に戻ってきた。目的の場所は既に、アコに聞いていたので、すぐにダンジョン移動でむかった。
むかった先には、無数の蜂型モンスターが飛んでおり、大きな蜂の巣もあった。
僕が、蜂の巣に近づいて行くとあっという間に蜂型モンスターに囲まれてしまい、周りの蜂たちと比べ、一際大きい1匹の蜂型モンスターが僕の方へとやって来た。
とりあえず、僕はここにきた理由を話してみて、伝わっているかどうか分からないけど、一応、魔方陣の羊皮紙を置いてみた。
すると、伝わっていたのか、魔方陣の上に着地してくれたので、無事契約出来たので、少し話をしてから、戻っていった。
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翌日から、僕は、護衛依頼の準備やグラディウスさんに言われた通り強くなる為に、自分の強化をする事にした。
モンスター化した動物たちを元に戻す方法も調べようかと思ったけど、タヌイチ含め、モンスター化した皆からこのままでもいいし、逆に仲間を守る力が増え良かったと言われた為に機会がある時に調べる事にした。
そして、朝食の際に、出発前までにする事を伝えると、アコとドリさんはお留守番をソフィアとアードちゃんが僕の手伝いをしてくれる事になった。
「手伝ってくれるのは嬉しいんだけど、アードちゃんは、モンスターと戦った事はあるの?」
王都のダンジョンに、挑むつもりなので、そう聞いてみる。
「少しだけ…」
「むこうにいた時に、危なくないように、結界外にいるゴブリンなどを倒していました。」
ドリさんが、捕捉で説明してくれる。
「そうなんですね。でも、一応家のダンジョンでモンスターを倒してみてから、行ってみようか?」
「うん…」
アードちゃんの了承も貰ったので、、朝食を食べ終えた後は、皆で、ダンジョンの2階層に行き、アードちゃんの戦闘をみてみる事になった。
試しに、身動きの出来ないゴブリンを出してから、倒させてみる。アードちゃんは、すんなりと倒して見せたので、次に動くゴブリンやジャイアントシープを出したけど、これもすんなり倒したので、今ある物だけで簡易的なアードちゃんの装備を製作してから、上へと戻ってから、3人で、王都のダンジョンへとむかった。
作者より(捕捉)
女王蜂であるロイヤルクイーンビー(モンスター名)と契約した為、ロイヤルクイーンビーの指示を聞く為、ロイヤルビー(周りの蜂型モンスター)とは契約してません。
因みに、ロイヤルクイーンビーの名前は、クインです。