199話・モンスター化の確認 5
すみません、今回も短めです。
タヌイチたちから許しを貰い、皆で、名前を出しあい、無事名前も決まったので、果物と川の場所を教えてから、次のモンスター化した動物たちのもとへとむかった。
次にむかったのが、親子狐の所だ。
親子狐も、寝ているようだったが、僕たちが来ると、親狐の方がすぐ目を覚まし、僕たちを見てきた。
とりあえず、少し離れた所で立ち止まり、先に親狐が何のモンスターになっているのか確認してみると、
「親の方が、魔狐 [二尾]です。」
「魔狐…」
タヌイチたち同様、聞いた事のないモンスターだと思っていると、
「そして、子供の方が、魔狐 [一尾]みたいです。」
「え!! 子供の方も、モンスター化してるの?」
「はい、そうみたいです」
「そっか…」
あんな小さな子まで…
過去の自分を殴ってやりたくなりながら、ちゃんと謝る為に、親子狐に近づいていく。
威嚇される事なく近づけ、タヌイチたち同様にまず契約について説明する。
親狐は、こくりと頷いてくれた為、魔方陣の書かれた羊皮紙を取り出し、地面に置く。
すると、足をのせてくれたので、僕も魔力を流す。
ソフィアとアードちゃんは、フィアとアキの契約で、満足し、ドリさんとアコは今回も大丈夫との事で、今回も僕が契約をする。
契約を終えると、すぐに念話を送る。
『僕の声、聞こえるかな?』
『はい、聞こえます』
『なら、良かった。それで、君たちに言いたい事があるんだけど、子どもさんとも契約していいかな?』
『…一応、確認した後で、いいですか?』
『大丈夫だよ』
親狐は、そっと子狐を起こしてから、話始めた。
少ししてから、
『大丈夫だそうです。ほら、いってきなさい』
親狐はそう念話を送りながら、子狐を優しく押し出す。
『ありがとう。なら、契約させて貰うね』
新しく魔方陣の羊皮紙を取り出し、契約する。
契約後は、タヌイチたち同様に、直接声に出して、説明と謝罪し、親子狐にも、許して貰った。
許して貰った後は、そう言えば聞いてなかったなと名前を聞いてみると、両方名前があったので、果物と川の場所を教えてから、他の動物たちの所へむかった。
その後は、日が暮れるまで時間がかかったけど、全員の動物と契約し、許して貰えた。
作者より(捕捉)
モンスター化と動物
・狐×2 → 魔狐 [二尾]、魔狐 [一尾]
・兎×4 → 魔兎×2、兎×2
・栗鼠×3 → 魔栗鼠×1、栗鼠×2
・鹿×2 → 魔鹿×2
・鳥×10 → 魔鳥×4、鳥×6
狐たちの名前
魔狐 [二尾] (メス) → ルナール
魔狐 [一尾] (オス) → ゾーロ
他の動物たちについては、いい加減長いなと思い省略してます。