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198話・モンスター化の確認 4

 モンスター化してない普通の狸との念話が上手く出来ないという事もあったが、とりあえず、狸たちの契約も終わったので、当初の目的を果たそうと思う。

 だから、大狸に念話を送る。


『ちょっと、いいかな?』


『どうしたの?』


『今から皆に、言いたい事があるから、集めて貰っていい?』


『分かった』


 そう言うと大狸は、すぐに他の狸たちを集めてくれる。

 集めてくれた大狸にお礼を伝えた後、僕は念話ではなく、直接声にだして大狸たちに、モンスター化について説明する。説明を終えると大狸たちに頭を下げ、


「ごめんなさい!!」


 と、謝罪する。


「「「「ごめんなさい!!」」」」


 すると、僕に続いて、ソフィアたちも、一緒に頭を下げて謝ってくれる。それに、感謝しながら、大狸たちがどういう反応するのか待っていると、


『そうなんだ。だから、僕は身体が大きくなったんだ』


 と僕が思っていた反応と違っていた。


『…もしかして、気づいてなかったの?』


『うん… てっきり僕は、大人になったんだと思ってた』


『そ… そうなの。て事は、他の2匹も気づいてなかったのかな?』


 そう聞いてみると、大狸が魔狸の2人に話しかけた後、


『2人は、何となく気づいてたみたい…』


『そ… そうなんだ』


 魔狸の方が、普通の狸と違いがないと思うのだが、なにかあるのだろうか… 種族の違い?

 まぁ、とりあえず考えるのは後にし、


『まぁ、でも僕のせいで、モンスター化してしまったのはかわりないから、本当にごめん… 2人にもそう言ってくれる?』


 もう一度念話ごしに謝り、大狸から魔狸の2人にも伝えて貰い、無事に許して貰った。

 その後は、皆で、名前を考える事にした。

 考えようとした所で、


「魔狸たちの性別ってどっちなのかな?」


「そういえば、どっちなんだろう…」


 名前をつけるにあたって、性別は知っていた方がいいと思い、聞いてみる。魔狸の方は、ソフィアたちが、確認してくれる。

 大狸は、自分で、他の狸たちの性別は、大狸経由で確認する。


「大狸は、オスだったよ。狸たちは、オスが2匹とメスが1匹だって。魔狸たちは、どうだった?」


「どっちも、メスだったよ。」


「て事は、丁度3匹ずついるんだね。性別も分かったし、名前をつけようか。」


「「うん!!」」 「「はい」」


 皆で、名前を出しあい、無事名前も決まったので、果物と川の場所を教えてから、次のモンスター化した動物たちのもとへとむかった。

作者より(捕捉)


 狸たちの名前

大狸 (オス) → タヌイチ(ノーリ案)

魔狸 (メス) → フィア(ソフィア案)

魔狸 (メス) → アキ(アード案)

狸 (オス)  → ニタ(ノーリ案)

狸 (オス)  → サンタ(ノーリ案)

狸 (メス)  → タヌコ(ドリ&アコ案)

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