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196話・モンスター化の確認 2

すみません。

今回も、短めです。

 1匹だと思っていたら、どうやら狸だけで、3匹もいる事に少し驚き、アコの声を遮ってしまった。


「あ、ごめん、アコ…」


「いえ、大丈夫です。では、話を続けても宜しいですか?」


「うん、お願い。」


「はい。それで、先程申したように、狸のモンスターは、3体いるようです。」


「そっか… 因みに、どんなモンスターになってるの?」


「まず、1番先頭で寝ている身体の大きな狸が、大狸と言うそうです。」


「そのままなんだね… 他は?」


「はい、他2匹は、同じモンスターで、魔狸と言うみたいです。」


「魔狸か…」


 どちらも、聞いた事のないモンスターだ。

 とりあえず、してくれるか分からないが、契約の準備をする為、メモと羊皮紙と特殊なインクを取り出す。


「それが、契約に必要な物なの?」


「そうだよ、ソフィア。このメモに書かれている魔方陣をこの特殊なインクで羊皮紙に書いてから使うんだよ。やってみる?」


「いいの!!」


「大丈夫だよ。」


 僕はそう言って、アコにダンジョン内にいるモンスター化した動物たちの数を尋ねる。


「全部で、14匹ですね。」


「そっか、そんなに… ありがとう、アコ。」


 アコにお礼を言い、皆にも手伝って貰う。途中、インクが足りなくなったので、インクを製作しながら、契約用の魔方陣を書いていく。

 多めに、契約魔法陣を作った後、僕たちは、狸たちに近づくと、狸たちは、目を覚まし僕たちを見てくる。

 今回は、レイの時とは違い、無理に契約をする気はないので、餌付け玉を使わずに、まずは、声をかけてみる。

 すると、大狸がゆっくりと近寄ってきて、頭を擦り付けてくれる。それを機に、他の狸たちも近寄ってきてくれ、ソフィアやアードちゃんたちにも頭を擦り付けてくれる。

 僕は、そっと頭を撫でながら、契約について話してみた後、大狸の横に、魔方陣の書かれた羊皮紙を置く。

 大狸は、理解しているのか、右手? 右足? を羊皮紙の上に置いてから、僕を見上げてくる。

 僕は、魔方陣に魔力を流すと、レイの時同様に、魔方陣が光だし、光がおさまると、魔方陣は消えていた。

 すぐに、アコに確認すると、ちゃんと大狸は、従魔になっていた。

 従魔になったならと、大狸に念話してみる。

作者より(捕捉)


 レイは、生まれたばかりのモンスターだったりするので、動物の方が知力が高かったりします。

 因みに、モンスターでも長く生きていたり、生まれた時の種族によって、知力が高かったりします。


 今回の場合は、動物からモンスター化した事により、ステータスも全体的にアップしており、それとなく言っている事を理解している感じですね。

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