特別閑話 2
誰も、くりすますぅつりーに使う木が分からなかったので、僕の提案で、アードちゃんやドリさんの力を借りて、木を生やして貰いそれに飾りつけをして、くりすますぅつりーを作る為に、5人で、ダンジョンへむかう。
ダンジョンに下りて、生やした木がダンジョンに吸収されないように、ドリさんたちの木の家の近くまで移動する。
移動し終えると、早速お願いする為に、ある事を聞いてみる。
「そう言えば、アードちゃんやドリさんの生やす木って何の木何ですか?」
「木の種類ですか?」
「はい。すみません気になってしまって…」
「いえ、大丈夫ですよ。私たちが生やす木は、基本は近くにある木の根を伸ばしたものですね。因みに、この木もダンジョンの木を伸ばして成長させたものですね。」
「そうだったんですね。でも、それじゃあ、木がない場所だと使えないんですか?」
「それなら、大丈夫ですよ。手もとを見てて下さい。」
ドリさんがそう言うと、手を1度閉じてから手を開くと、手の上に何かがのっていた。
「…もしかして、種ですか?」
「はい、そうです。万能種子というスキルですね。このスキルでつくった種を植物魔法で急速成長させるので、木がない所大丈夫なんです。」
「それは、凄いですね…」
本当に、凄すぎてその言葉しか出てこなかった。
「て事は、色々な木が生やせるって事だよね、ドリさん!!」
「そうですよ、ソフィアちゃん。だから、今から色々な木を生やしてみるから飾る木を皆で選びましょうか?」
「うん!!」 「うん…」 「はい。」
「それじゃあ、アードも手伝ってね。」
「任せて…」
その後、ドリさんとアードちゃんで、僕の知っている木から見たことない木など様々な木を生やしてくれた。
選ぶのに時間がかかったが、くりすますぅつりーにする木が決まった。
「そう言えば、ドリさん。皆で選んだこの木の名前って、何なんですか?」
「確か、もみの木ですね。」
「もみの木ですか…」
僕よりも、かなり高いもみの木を見上げながら、名前を覚える。
それで、今から飾りつけをしていくのだが、今さらだが、飾る物がない事に気づく。
だから、再びソフィアとアードちゃんを連れて、飾りつけれる物を買いに出掛けた。
木を選ぶのに時間をかけすぎたのか、帰ってきた頃には、日も暮れ始めていたので、ソフィアとアコ、ドリさんが夕食の用意を担当し、僕とアードちゃんで飾りつけを担当する事になった。
だけど、鍋の準備の方が早く、最後には、くりすますぅつりーを見ながら食べようと言う事になったので、鍋をダンジョンに持ち込み、そこで具材をにながら、皆で飾りつけをした。
まぁ、飾り終えた所で、ダンジョン内も暗くなり、くりすますぅつりーと夕食を食べる場所の周りに光石ランプを置き、くりすますぅつりーを皆で見ながら、鍋を楽しんだ。
作者より(捕捉)
ダンジョン内は、寒暖機能を追加していない為、温度は一定で保たれてます。