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11話・宝箱作製の能力 3

 昨日早めに寝たおかげか、スッキリとした目覚めだった。隣を見ると、珍しくソフィアはまだ寝ていた。頭を撫でてやると、ニコリと笑う。少し撫でた後は、折角早く起きたので、宝箱をだし、昨日していなかったアイテムの作製を行う。選択するのは当然、スキルポイントの実Ⅱだ。


『スキルポイントの実Ⅱを作製する事で、よろしいですか?』


 ・ はい   ・ いいえ


 はいを選択する。


『作製時間:1時間30分』


 時間を確認した後、宝箱を消して、物音をたてないように布団から抜け出す。ポリーナさんがご飯の用意をしていたので、ソフィアの代わりに手伝いをする。ちょうど終わった所で、慌てた様子のソフィアがやって来た。

 少し落ち込んでいるソフィアを慰めながら、ご飯を済ませ、ギルドにむかい、いつも通りマリヤさんの列に並び、回復草の依頼を受ける。


「ノーリ君、最近やたらと疲れて帰って来るけど、どうかしたの?」


「…ちょっと、外のモンスターと戦う機会があったので、それで、疲れていただけです。」


「外のモンスターって言うと、スライムとゴブリン? あまり、無理はしないようにね。」


「はい、気を付けます。では、いってきます。」


「いってらっしゃい。」


 マリヤさんに見送られ、いつもの森の近くの川にむかった。



 ◆



 川につくが、すぐに森に入らず、まずは作製時間を確認しておく。


『作製時間:20分』


 残り20分か… 先に回復草の採取を始める。

 そのくらいの時間がたったかなと思った所で、川に戻り再度確認する。


『作製完了しました』


 思った通り、終わっていたので、宝箱を開ける。

 昨日、何個か採っておいた果物… アプルの実が1つとゴブリンの魔石(小)が消えており、昨日より少し光が強い実があった。それを取り出し、アイテム鑑定を使う。


 スキルポイントの実Ⅱ ・・・ 食べる事で、スキルポイントが10貰える。


 Ⅱだからか、貰えるスキルポイントも増えていた。何気に嬉しい。だけど、魔石や果物が残っているのに、スキルポイントの実Ⅱは、1つしか作製していない。どうやら、複数作製は無理のようだ。少し残念に思いながら、スキルポイントの実Ⅱを飲み込みつつ、次のスキルポイントの実Ⅱを作製しておく。

 その後も、同様の行為を繰り返しながら、採取やモンスターの討伐(スライムのみで、ゴブリンらしき者が見えた瞬間、即逃げ)をして、少し早いが切りが良いので、戻る事にした。

 街に戻り、依頼達成の報告を済ませ、家に帰った。



 ◆



 部屋に戻ると、早速スキルポイントを振る事にする。

 今日作製したスキルポイントの実を全部で5つ。Ⅰが3つに、Ⅱが2つだ。トータルスキルポイントは35も増えている筈だ。これで、もともと持っていた15ポイントと合わせて、50ポイント。これで、宝箱作製をLv3にする事が出来る。

 ギルドカードを取り出し、魔力を流す。


 名前:ノーリ 種族:人族 年齢:11 性別:男

 LV: 7 生命力: D 魔力: S

 力: D 器用: D 防御: D 敏捷: D

 知力: A 精神: E 運: D 魅力: D

 スキル:剣術Lv1 宝箱作製Lv2 アイテム鑑定Lv1

 称号:ー

 スキルポイント:55


 LVも上がっていたおかげで、余分にスキルポイントがあった。

 50ポイントを宝箱作製に振りLv3に上げ、詳細を確認する。


 宝箱作製 ・・・ 宝箱を作製する事が出来る。

          必要スキルポイント:200

        ( 複数同時作製が可能になりました )

          Lv1 宝箱作製

          Lv2 拡大・縮小

          Lv3 レシピ検索

          Lv4 ?????

          Lv5 ?????


 新たな、能力が増えていた。

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