103話・準備 5
僕は早速、それが本当であるのか確めに行く為、ダンジョン移動で移動する。
"それじゃあ、アコ。ゴールドホーンラビットをお願い"
『了解しました。目の前に、出現させます』
すると、目の前に金毛の角の生えたウサギ… ゴールドホーンラビットが現れた。
僕の前なので、ゴールドホーンラビットは動こうとせず、その場でじっとしている。
「…そう言えば、本には素早いとも書かれていたっけな。」
僕は、動けと命じる。
すると、ゴールドホーンラビットは、あっという間に目の前から消えて、森の方へ走っていった。
「素早さは本当みたいだね… ある意味、訓練にいいかもしれないけど、追い付けるかな… まぁ、やるだけやってみるか。」
追い付けない時は、少し悪いと思うが動きを止めた状態で倒す。時間も限られているしな。
さて、追いかけようかと思った時には、
「てか、もう姿見えないし…」
森に逃げ込み、姿は見えなくなっていた。
僕は、スキルを駆使して、ゴールドホーンラビットを追いかけ出す。
◆
~1時間後~
「はぁ… はぁ… やっと倒せた…」
気配察知を使って居場所を特定し、身体強化・俊足を使い追いかけ、それでもギリギリ逃げられる為、最終手段の限界突破を使い倒す事が出来た。
「さて… ステータスはどうなったかな…」
僕は、ギルドカードを取り出し、ステータスを確認する。
名前:ノーリ 種族:上位人族 年齢:11 性別:男
LV: 47 生命力:B 魔力: SS
力: B 器用: B 防御: B 敏捷: B
知力: A 精神: B 運: B 魅力: B
スキル:剣術Lv4、宝箱作製Lv5、アイテム鑑定Lv3
見切りLv3、アイテムボックスLv3、身体強化Lv3
俊足Lv5、気配察知Lv3、限界突破Lv2、ダンジョン移動
称号:勇者、ダンジョンマスター、進化せし者
到達階層:15階(オベリスタ王国ダンジョン)
スキルポイント:22
ちゃんと、上がっていた。
ゴールドホーンラビットが経験値が高いってのは、どうやら本当のようだった。
◆
~試験2日前の夜~
その後も、ソフィアと一緒に、ゴールドホーンラビットを倒したり(たまには、動くゴールドホーンラビットを相手する)、状態異常回復薬や鑑定防止のアイテムなどその他にも必要そうなアイテムを作製した。
それで、今のステータスはこのようになった。
名前:ノーリ 種族:上位人族 年齢:11 性別:男
LV: 68 生命力:B 魔力: SS
力: B 器用: B 防御: B 敏捷: A
知力: A 精神: B 運: B 魅力: B
スキル:剣術Lv4、宝箱作製Lv5、アイテム鑑定Lv3
見切りLv3、アイテムボックスLv3、身体強化Lv3
俊足Lv5、気配察知Lv3、限界突破Lv2、ダンジョン移動、気配遮断Lv2
称号:勇者、ダンジョンマスター、進化せし者
到達階層:17階(オベリスタ王国ダンジョン)
スキルポイント:37
新しいスキルも覚えた。気配を殺しながら、ゴールドホーンラビットを追いかけ回したら、気づけば覚えていた。ついでにLvも1つ上げといた。
明日は、グラディウスさんの所に顔を出さないと行けないので、いつもより早めにやる事を切り上げ、休んだ。
いい忘れたけど、ゴールドホーンラビットは、かなり美味しかった。
作者より(少し長めの捕捉)
限界突破について
Lv1 Lv2
30秒 → 1分
24時間→ 19時間
限界突破使用後
一時的に上がったステータスが、使用後には下がるので、身体に負担がかかります。
万全の状態で使用後
→ 動けなくなる程ではない
疲労した状態で使用後
→ 疲労度によっては、動けなくなる
ステータスについて
ギルドカードなどのステータスをアルファベットで表していますが、より分かりやすく表記するなら、
E (1~10)
D (1~30)
C (1~50)
B (1~100)
A (1~300)
S (1~500)
みたいな感じです。
E (10)まで上がると、D (1)になります。
()の上がり幅は、ランダムです。




