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90話・契約 1

 どうやら、餌付け玉では、懐くだけで、従魔にする事までは、出来ないみたいだった。

 どうするか、少し考えてみると、ある事を思い出した。


「アコ、今からちょっと、図書館に行ってくる。」


『分かりました。いってらっしゃいませ、マスター』


 上に戻ると、丁度ソフィアが降りてきていた。


「あれ? お兄ちゃん、ダンジョンに行ったんじゃないの?」


「おはよう、ソフィア。うん、さっき帰って来た所だよ。それより、体の方は大丈夫かい?」


「おはよう。うん、大丈夫だよ。ほら、この通り!!」


 ソフィアは、腕を曲げて力こぶを作っているんだと思うが、僕からしたら、ただ白く細い腕を曲げているようにしか見えない。


「なら、良かった。僕はまた、ちょっと出てくるけど、念のためちゃんと休んどくんだよ。」


「は~い。でもお兄ちゃん、どこに行くの?」


「ちょっと用があって、図書館に行ってくる。あぁ、それと今ダンジョン内にモンスターがいるから、1人で入るのも止めといてね。」


 ソフィアは、たまにダンジョン内を散歩する時があるので、伝えておく。


「分かった。気を付けてね、お兄ちゃん。」


「了解。それじゃあ、行ってくるね。」


「いってらっしゃい。」


 僕は、ソフィアに見送られながら、図書館にむかった。



 ◆



 図書館に着いた僕は、記憶を遡りながら目当ての本を探し始める。少しして、


「あった。」


 目当ての本を見つける。

 僕は、手を伸ばし目当ての本… 従魔契約について~これであなたもモンスターテイマー~ を手に取り、いつも座っている席に着く。

 パラパラとページを(めく)っていき、あるページで手を止める。

 そこには、従魔契約についての契約魔法陣が書かれている。それを、アイテムボックスから取り出した物にメモをしていく。ついでに魔法陣を書く為に必要な特殊なインクの素材もメモしていく。

 メモを終えると、魔力交換出来る素材であるか、作製出来るインクであるかを確認する。両方とも大丈夫そうなので、本を返した後、図書館を後にし、人目のつかない所で、ダンジョン移動を使い、一瞬で家下のダンジョンに戻る。

作者より(捕捉)


従魔契約について


スキルを持っている場合

 → 条件を満たし、契約魔法陣なく従魔にする事が出来る。


契約魔法陣の場合

 → 条件を満たし、特殊な素材を使い作られたインクで書かれた魔法陣を用いて、従魔契約を行う。従魔契約をする際、魔法陣が契約するモンスターに触れていなければならない。


条件

 →モンスターを屈服させる。モンスターに懐いて貰うなど

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