はい、CM入ります
まずは、
『このヒロイン、実は・・・』
https://ncode.syosetu.com/n2406ib/
を読んでくださいね。
読んでくれましたか?
『このヒロイン、実は・・・』
https://ncode.syosetu.com/n2406ib/
ですよ。
読んでくれましたね?
それでは。
ちょいちょい、唐突な話題転換をスムーズに行うテクニックを紹介していますが、今回は、上記の『このヒロイン、実は・・・』の中で使われているものを二つ紹介しますね。
ひとつめ、
「居たあー、あいつが犯人だあ!、確保!」
この部分ですね。
物語のそれまでの流れを完全に無視して、脈絡のない新しい展開が始まっていますが、さして抵抗もなく続きを読むことが出来たのではないかと思います。
なぜそんなことが出来るのかといいますと、より興味を引きやすい事件性のある話題にシフトしているからですね。例えば、火災報知器がなったら、どんな話題の最中でも火災報知器の話になりますよね、それを利用しています。小説で使う場合は、実際に事件性がある必要はなくて、話題転換の場面だけ事件性があるように見せかけれれば十分です。
ふたつめ、
それ、言えないんです。
「すまない、みんな聞いてくれ」
この部分です。
この二行の間に接点は無く、発言は一人称の主人公とは別人のものです。
これを行うには
①質問をされたあとなど、何らかの発言があると予想される流れがある。
②一見、そのままの流れにそった発言をしているようにみせかける。
③しかし、発言内容が流れとは食い違っていて違和感を覚える。
④そして、別人が割り込んで発言していたことを伝える。
です。
音や匂いなどは、現実世界で割り込まないよう止めることができないため、小説内でも問答無用で割り込ませるのに向いています。そのため音である"発言"だということがポイントになるわけです。
いかにも話が続いてるように一度見せかけて書くことで繋がりを感じさせつつ、あれ?っという疑問を抱かせて、その答えを示して、ああ、腑に落ちたと思ってもらうことで、話題が突然変わってることの違和感を薄めつつ、さらに納得で上書きしてしまいます。
まあ、このシーンの場合は、話題転換の前にあらかじめ伏線を張ってフォローをしておくということもあわせてしているんですけれどね。
シーンとシーンの繋目は、頭を悩ませる問題のひとつですから、この手のテクニックは知っていると重宝しますよ。
・・・いや、だって、だって、あんまりにも読んでもらえないんだもん、宣伝くらいしたっていいじゃないかあ、うわーーん。
『このヒロイン、実は・・・』
https://ncode.syosetu.com/n2406ib/
よろしくお願い致します。




