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第33.5回『ちょっとだけ前回の補足』

 ジャンルには弱肉強食の関係があり、異なるジャンルをミックスするとき、組み合わせによっては、後出しをしたジャンルが全部食ってしまって読者をがっかりさせることがあり


【強い】 ファンタジー > SF > 日常系 > ミステリー 【弱い】 


 上記の順番で食われてしまうと書いたのですが、これに関して補足事項が二つあります。



 まず、別に食われてしまっても問題がない場合があります。


 例えば



 「犯人は、この中にいる」


 刑事は、誰もいない部屋で一人きり、断言した。


 そして、おもむろに、社員名簿のページをめくる。


 


 みたいに、ミスリードのための伏線として使っている場合や




「お月見用に、望遠鏡でも買おうかな」


「どうした、急に」


「お前の頭を見ていたら、本物が見たくなった」


「俺の頭は、ハゲてねぇ!」


「いや、新しいクレーターがあるんだ」




 の様な、導入は日常系から入って、急展開して非日常系になる話など


 最初から食われることが前提という構成にすることがあります。



 もうひとつ、SFとファンタジーの組み合わせでは、SFがファンタジーに食われるだけではなく、逆に、SFがファンタジーを食ってしまうこともありえます。


 例えば、ファンタジー世界だと思っていたら、実は、バーチャルゲームだったみたいなことをすると、読者が拒絶反応を起こす可能性があります。


 これは何が問題なのかと言うと、それまでの世界観をぶち壊してしまうことです。


 ファンタジーやSFでは、その世界観を守ることが大切です。そのため、この二つをミックスするときには、後出しでひっくり返すようなことはせず、最初から、まぜこぜになった世界観であることを提示しておく方が無難かもしれませんね。

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『HAKO NIWA シークレット!』
 みんな、宝箱には目がないよね?、実はノドも無いから喋れないし、手も出ない、それどころか動けないんだよ、箱だから。異世界に転生したら、私、宝箱になってた。現在、ダンジョンに閉じ込められているので脱出しようと思うのだけれど、一ミリたりとも動けない。でも、動けないなりに頑張って、なんとかレベルを上げる方法を見つけたりして。ただまあ進化先の候補が、寄木細工に、びっくり箱、魔法瓶・・・って、動けないよ!。あれっ、もしかして幸運値が低いとかない?。とりあえず、スキル【ガチャ】は、お願い息をして。これは、箱になってしまった娘の冒険譚。まあ、最初の小部屋から微動だにしていないのだけれど。どうにか工夫して生き残るよ!。追伸、どうも脱出の鍵はロボットが握っているらしいです。

『このヒロイン、実は・・・』
 SF?、ミステリー?、コメディ?、そんな感じの短編です。

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