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第19回『特異なキャラクター・その1』

だから、反応が無いと、私、泣いちゃいます。


かまってください。

 先日、珍しいことに、続編というものを書きました。


 最初から複数話の予定で書くことはあるのですけれど、そのつもりのなかった話の続きを書いたのは、ついぞ記憶にありません。


 ちなみに、こんな話です、良かったら読んでください。




『お祈り無双! 一日五分、祈祷するだけで世界を救います!』

  https://ncode.syosetu.com/n6995ge/14/




『続・お祈り無双! 一日五分、祈祷するだけで世界を救います!』

  https://ncode.syosetu.com/n6995ge/34/




 この、『続・お祈り無双!』は、普段とは違う方法で書いています。


 通常は、お話のプロットが先にあり、そこに必要なキャラクターをデザインします。最初の『お祈り無双!』もそうです。


 しかし、続編では、すでにキャラクターが出来ています。


 落ちよりも、プロットよりも、先に、キャラクターがある、というのは、かなり珍しい状況です。


 と言うわけで、折角、珍しいことをしたので、キャラクターを軸にした、プロット作りの話をしようと思います。




 小説に、特異なキャラクター性は、必ずしも必要ではありません。


 ほのぼの日常系コメディなど、普段の何気ない会話を切り取って題材にしていると、むしろ親近感を覚える、あたり障りのない人物が望ましかったりもします。


 ただ、特異なキャラクターは、いれば、いたで、たいそう便利な存在なのです。


 でも、その前に、まず普通のキャラクターの話をします。


 普通のキャラクターの場合、そのキャラのくわしい説明をする必要がありません。


 ショートショートにおいて、この、書かなくても伝わる、というのは、とても重要な意味を持ちます。


 読者が、独自に想像して理解する、という行程を隙あらば挟むことで、読者に楽しんでもらうことができますし、詳しく書かなくても疑われないというのは、叙述トリックを仕掛ける下地になるのです。


 説明を省いて、文字数を少なくできるというだけでも、ショートショート的には十分なメリットですしね。ショートショートは、基本的に、同じ内容なら、文字数が少ないほど評価が上がります。


 一方、特異なキャラはどうでしょう?


 そのキャラクターの説明は、しなくてはならなくなりますが、そのかわりに、通常なら省くことのできない描写をいくつも省いてしまえるようになるのです。


 例えば、『続・お祈り無双!』の女神様は、いきなりボクシンググローブをはめて登場しますが、普通なら、なぜそんな格好をしているのかという、理由の説明が必要になります。けれど、特異なキャラクターのせいで、その説明をごっそり省くことが出来てしまいます。


 しかも、この女神様のように、読者がイメージしやすいキャラの場合、特異なキャラであるにもかかわらず、キャラの説明も省いてしまうことが出来てしまいます。


 なんと、デメリットがありません。


 余談ですが、このオリジナリティを犠牲にして、説明を省くという技法は、なろうで言うところの『テンプレ』と同じ効果ですね。




 今日のところは、さわりだけになってしまいましたが、ちょっとしんどくなってきてしまったので、ここまでにします。


 続きは、また来週以降に。

すみません、週末は予定があるので、続きは、来週以降になります。


追伸

前回分なのですが、最初に投稿した時よりも、いくらか書き足しているので、良かったら確認してみて下さい。

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『HAKO NIWA シークレット!』
 みんな、宝箱には目がないよね?、実はノドも無いから喋れないし、手も出ない、それどころか動けないんだよ、箱だから。異世界に転生したら、私、宝箱になってた。現在、ダンジョンに閉じ込められているので脱出しようと思うのだけれど、一ミリたりとも動けない。でも、動けないなりに頑張って、なんとかレベルを上げる方法を見つけたりして。ただまあ進化先の候補が、寄木細工に、びっくり箱、魔法瓶・・・って、動けないよ!。あれっ、もしかして幸運値が低いとかない?。とりあえず、スキル【ガチャ】は、お願い息をして。これは、箱になってしまった娘の冒険譚。まあ、最初の小部屋から微動だにしていないのだけれど。どうにか工夫して生き残るよ!。追伸、どうも脱出の鍵はロボットが握っているらしいです。

『このヒロイン、実は・・・』
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