第11回『落ちをショートショートにアレンジする方法』
なるべく具体的に書こうとは思っているのですけれど、意図せず、情報が、ごっそりと抜け落ちていることがあるみたいなので、質問してくださいね。
「落ちのネタの集め方」や「連想ゲームで落ちを作る方法」については、一応、触れたので、次は、「落ちをショートショートにアレンジする方法」について、少しだけ、触れておこうと思います。
でも、本当に、少しだけです。私も、それほど多くのレパートリーを持っているわけではないので・・・
以前に「聞き間違い」と「言い間違い」について説明しています。
それらは、落ちをショートショートにアレンジする方法のひとつです。
「あっ、似ている言葉をみつけたから、聞き間違いの話が作れそう」、とか、「この文章を崩して、言い間違いの話を作ろう」、とか、そういう感じのことが出来るもののことです。
漫才師が言う、「芸風」みたいなものでしょうか。
このアレンジのレパートリーをたくさん持っていると、ショートショートが作りやすくなっていくわけです。
また、アレンジの方法を知っていると、ネタからショートショートが作りやすいだけではなくて、何かをネタにアレンジすることができたりもします。
それで、何が言いたいのかと言うと、頑張って集めてください!
私、芸風がわりとワンパターンなので・・・
でも、あらかじめ、そういうものがあると知っていると、次に応用するために、覚えておこうと思いますからね。
とりあえず、ひとつだけ。
「言い間違い」に似たアレンジに、「言い訳」があります。
何かを指摘されて、返答に窮し、あらぬことを口走る、というアレンジです。
伏線から、落ちまでの流れが出来ているでしょう?
落ちの作り方としては、指摘されたときの言葉の一部分だけを、他の言葉に置き換えます。
この時に、普通なら、ここを別の言葉にするだろうと思う箇所、以外の部分を置き換えます。
この「言い訳」は、「連想ゲームによって落ちを作る方法」でも、書くことのできるショートショートのひとつです。
お題『いびきがじゃらん』
「あんた、どれだけ私とのお出かけを楽しみにしてるの。」
「そ、そんなことないもん。」
「寝言でまで、じゃらん、とか言ってたよ。」
「寝言って、ちがうもん、それは、いびきだもん!」
こっちの例文は、あまり、オーソドックスな作りではないのですけれど・・・
応用編です。
『遅刻』
「もう、道が遅れたって、それ、どういう言い訳!」
「あっ、ごめん、間違えた、電車が混んでいたんだ。」
なんども言いますけれど、ただで見ちゃダメですからね。
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週末、私は、留守にしていて、このエッセイはお休みですけれど、毎週土曜日に『ほんのり、ほのぼのしてもらえたら嬉しいです』が予約投稿されています。
ショートショートの実例がいっぱいありますので、良かったら見てください。
『月の音色』と『みどりの竜』もよろしくです。




