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グッモーニン!

朝だよぉ~んっとくらぁ!


昨夜は飯食った後は風呂へ入ってから寝室へな。

調合なんぞを行ったうえに夕食も準備したってことで一番風呂な。

二番風呂はルージュだったぞ。


いやな、女の長風呂ってので、2人が抵抗してたんが…結局は勝てなかったみたいだな。

俺はルージュが風呂へ入った頃にはベッドだな。

だから3人が何時頃に寝たのかは知らんよ。


起きてリビングへ出ると誰も居なかった。

まだ寝ているようだな。


取り敢えずは小屋から出ることに。

日は昇っていないが、薄闇といった感じで辺りは十分に見渡すことは可能だ。


朝の鍛練を行うには十分な明るさだろう。

っうことで、体術と剣、槍、弓の鍛練をな。


そう思い小屋から出た訳だが…

いやな、野営地にて戦った跡がさ。


っか、現在も戦闘されとりますなぁ~


ナバトから忌避ポーションやら聖水を買った方々は襲われてないのだが、それらをケチった方々がね。

まぁ、護衛たちが奮起されとりますが…

倒した後の後始末をサボったな、ありゃぁっ。


ウルフ系のゾンビに苦戦されとりますなぁ~

自業自得って感じだからか、他の商人護衛たちは加勢していない。

若手の護衛たちだから教訓的ってことで見守ってる感じやね。


寝起きに不浄な(モン)を見続けるのは不快なので、奮闘中の護衛士たちの武器へホーリウエポンを付与してやることに。

早く倒してちょんまげってね。


「うぉっ!

 いきなり攻撃が通りやがったぞっ!」

「こっちもだっ!

 さっきまで斬ってもダメージを与えられた感じがなかったてぇのに、どうなってやがんだ?」


なんか騒いでますが…とっとと倒せや。

そんなん思いつつ体術の型稽古をね。

次に剣、槍っう感じで型稽古を淡々と行った訳だが…まだ倒してないんかいっ!


呆れた俺は弓の鍛練代わりにゾンビウルフたちを射ることにさ。

矢は霊力にて構成された透明な矢であり、不浄な物以外に当たっても害はない。

っても、鍛練だからゾンビウルフ以外へは当てませんけどね。


若僧護衛士が槍を繰り出したタイミングに合わせて矢を射ると、槍が刺さと同時に矢がな。


「っしゃぁ!倒したぜっ!」

うん、俺がね。

矢が透明だから気付いてないみたいだな、うん。


他のゾンビウルフも同様に倒しましたが…なにか?


戦ってた若僧護衛士たちは、自分たちが倒したと思って盛り上がってますね。

ベテラン勢は俺が倒したことを悟っており爆笑してんぞ。

性格悪いな、をい。


さて、朝の鍛練も終わったことだし、小屋へ戻りますかね。


小屋へ入り風呂場へと。

シャワーを浴びた後、空間からタオルをね。

着替えを空間より出して着替えた後、着ていた服を空間へと仕舞う。


仕舞った衣服は空間内で汚れなどを分離しておく。

洗濯代わりに空間魔術ってな。

便利だぞ、空間魔術ぅ!


サッパリしたのでダイニングへと。

っか、まだ起きんのかいっ!

日が昇り始めてるんだがなぁ、ふぅ。


待ってても仕方がないからさ、ダイニングテーブルへ料理をね。

料理は作りませんよ、空間より出すだけです。


それでも出した料理から馥郁(ふくいく)たる芳香が…

うん、良い香り。


香りに誘われたか3人が部屋からね。

ルージュは身仕度途中だったみたいで半分寝癖が。

料理の匂いに負けて飛び出して来たって感じかな?


さて、今朝の料理だが…

ふわトロな半熟オムレツへのフレッシュケチャップ掛け。

フレッシュサラダ。

カリカリベーコン。

チーズを乗せてトーストしたトロトロなチーズ乗せトースト。

コーンスープ。


こんな感じだな。

あと食後にフルーツヨーグルトとコーヒーが付きますよ。


でな、貪るように朝から食ってますが…少しは落ち着いて食べて欲しいものである。


食事を終えると、食べ終えた食器を空間へと。

空間内にて食器の汚れを分離。

分離した汚れは後で捨てるぞ。


食休みを済ました後は出発だな。

小屋から出て馬屋より馬を出す。

そして小屋と馬屋を空間へとさ。


それが済むと、次は空間より荷馬車をね。

馬を荷馬車へ繋いだら出発だな。


半日ほど進むと、次の目的地であるザクソン村である。

この村の雑貨屋へ荷を届けることも、この度の目的だ。


荷馬車へはザクソン村にて引き渡す荷だけを積んで、残りは俺の空間内だな。

荷馬車へは乗らない。


荷馬車は荷物を乗せて移動する物であり、人が乗る代物ではない。

そのため、俺たち全員が徒歩となる。


これは荷馬へ負担を掛けないための処置なのだ。

お陰で休憩なしでザクソン村へとな。


村は壁に囲まれており、外部とは隔離されている。

もっとも壁の素材は石ではなく木材だがな。


っても、巨大な丸太を組んで作られた壁だ。

あそこ迄巨大な木材を持ち運ぶのは困難だと思えるが、ゴーレムなどを使用すれば可能だろう。


村入り口の検問にて荷改めをされたが、大半の物資は俺の空間だから調べようがないがな。


検問を潜り抜け村の中へと。

目的地である雑貨屋へと。

此処で商会よりの預かった荷物を届ける訳だ。


まぁ配達業務だな。

この荷に対する対価は売り掛けとして商業組合経由にて支払われるため届けるだけだ。

交渉する隙などは全くないってな。


まぁ、若僧に任せるんだから当然かね。

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