表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召喚騎士様は我が道を行く  作者: ガーネット
28/143

第26話 怒涛の強化ラッシュ

前回のあらすじ

 トレスにつきます

 英霊と大乱闘します

 誓います


※ちょっと調子乗りすてアナウンスが多くなったので少しレイアウトを変えてます。PCからの投稿なのでずれてたらごめんなさい

 ログインしました。バイトのせいで平日はほぼ3時間しかログインできなくなってしまった。これでますます攻略組や廃人との差が開くわけだ。ちくしょう、今月ソシャゲに課金しなきゃよかったぜ。


 今日の予定は昨日の放置したログの確認をしてそれから王都を目指そう。それからヴォートに言われたからレベル40を目指してレベリングだな。でもレベル40って今のレベルキャップなんだけど……。


 まぁ、いいや。どうせそのうちたどり着くし。早いか遅いかの違いだけだ。


 それじゃ早速確認しますかね・・と?


 <お知らせします。プレイヤー名レイ他5人が初めてクアトロのエリアボスを攻略し、王都シンコに到達しました。>

 <プレイヤーが初めて王都に到達したことにより、イベントの開催が決定されました。開催日時は現実時間で10日後の日曜日、午後13時からとなります。詳しくはゲーム時間で1時間後に行われる臨時放送、運営からの通知、および公式サイトで公開しますのでご確認ください>

 <プレイヤーが王都に到達したことにより、ワールドクエストが開始されます。これまで停滞していた世界が動き始めます。世界を回ってみてください>

 <プレイヤーが王都に到達したことにより、転職が解禁されました。詳しくは運営からのお知らせ、またはヘルプをご確認ください>


 「おー、ついにレイたちが王都に着いたか。色々アナウンスがあったけどやっぱりイベントが一番気になるかな?転職はする意味ないし。ワールドクエストもどうせ今の俺じゃ大した貢献もできないし。」


 そうは言ったが情報収集もかねてお知らせをチェックする。転職は王都にある転職専用の神殿でレベル40になると転職できるようだ。転職先は個人の持つスキル、称号、それからこれまで行動ログによって無数に分岐するらしい。やっぱりEX職に就いてる俺には関係なかったな。


 ワールドクエストのタイトルは『胎動する悪意』なんの情報もなくこれしか記載されてなかった。転職以上にどうしようもない。今は放置に限るな。


 イベント情報はまだ出てないし、当初の目的だった昨日のログの確認を始めよう。


 <称号【フェルドの寵愛】を獲得しました>

 <スキル【火魔術】が【火魔法】に進化しました>


 <称号【フェルドの親愛】を獲得しました>

 <スキル【幻炎】を取得しました>


 <称号【クリスタの寵愛】を獲得しました>

 <スキル【水魔術】が【水魔法】に進化しました>

 <スキル【氷魔法】を取得しました>


 <称号【クリスタのわがまま】を獲得しました>

 <スキル【料理術】を取得しました> 


 <称号【ヴォートの寵愛】を獲得しました>

 <スキル【風魔術】が【風魔法】に進化しました>

 <スキル【樹魔法】を取得しました>


 <称号【ヴォートの故郷】を獲得しました> 

 <スキル【ドルイド魔法】を取得しました>


 <【風魔法】【空間把握】【ドルイド魔法】を取得したことにより、【空間魔法】を取得しました>


 <称号【アルバセロの寵愛】を獲得しました>

 <スキル【土魔術】が【土魔法】に進化しました>


 <称号【アルバセロの探求】を獲得しました>

 <スキル【雷魔法】を取得しました>

 <スキル【探索魔法】を取得しました>


 <称号【ルーセントの寵愛】を獲得しました>

 <スキル【神聖魔法】を取得しました>


 <称号【ルーセントの未来】を獲得しました>

 <スキル【未来視】を取得しました>


 <称号【ヴィクティムの祝福】が【ヴィクティムの寵愛】に変化しました>

 <スキル【死霊魔術】が【死霊魔法】に進化しました>


 <称号【ヴィクティムの郷愁】を獲得しました>

 <スキル【重力魔法】を取得しました>


 <【空間魔法】【重力魔法】【ドルイド魔法】を取得したことにより【時魔法】を取得しました>


 <【光魔法】【火魔法】【幻炎】を取得したことにより、スキル【聖炎】を取得しました>


 <六英雄神全ての祝福以上の称号を獲得したことにより、スキル【宣誓】を取得しました>


 <称号【六英雄神を導くもの】を獲得しました>


 <基本属性の魔術系スキルを全て魔法に昇華させたことにより称号【賢者】を獲得しました。> 


 長い、長すぎるよ、ログが。絶対手に負えないじゃんこれ。


 よ、よし、ゆっくり確認していくぞ。まずは6人からの寵愛の称号、これはいい。祝福の称号の上位互換だ。問題ない。寵愛効果で基本属性が全て進化して魔術から魔法になった。これもいい。純粋に強くなっただけだ。


 そして【氷魔法】【樹魔法】【雷魔法】これもいい。予想はしてたしなんとなく想像ができる。【空間魔法】【時魔法】【神聖魔法】【重力魔法】これもギリギリ及第点をやろう。この段階で取得していい魔法ではないはずだがそれは【鬼】の称号で体験した。名前からして想像できるからまだいい。


 ただし、【ドルイド魔法】テメェーはダメだ。ドルイド、確かケルト人における司祭を指す言葉だったはず。その語源から様々なゲームや小説で取り上げられてきたが、その効果は結構バラけている。


 これを取得したのはヴォート関連か。ってことはエルフもしくは自然と深いつながりがある魔法と考えて良さそうだ。レベル1で使える魔法が風を起こす、純水を生み出す、毒を検知する、光を放つと結構多く、そのどれもが自然に関係している。今の所器用貧乏感が否めないけど成長が楽しみだな。


 【探索魔法】はその名の通り探索に役に立つ魔法を習得できるみたいだ。レベル1だと罠検知だけだがこれが成長すればスキルいらずになるかもしれない。積極的に育てよう。


 ここからが要検証で、まずは称号系。六英雄神の名前がついた称号はスキル獲得の効果とそれぞれの属性の耐性が上がるようだ。要するに死ぬなってことだろう。


 【六英雄神を導くもの】は英霊の成長に補正。【賢者】は全ての魔法を使うのにMPが1割減とそれから魔法系スキルの取得が容易になる効果があった。


 よし、ここからはスキルだ。【未来視】はそのままだった。これはレベルがないスキルで1秒先の未来を見ることができるそう。【見切り】と組み合わせれば強いかな?今後の使い勝手で考えるしかないな。


 【聖炎】は【獄炎】のお友達っぽいスキルのようだ。使い方は【獄炎】と全く一緒。ただし聖炎の方は対魔物限定で追加効果に分解がつく。これはその名前の通り、魔物限定で触れたところから分解されていく恐ろしいスキルだ。ただし強力な分ドロップが消える仕組みらしい。多分だけどレオーネが使ってた聖櫃アークと同じ類のスキルだな。


 今回獲得したスキルの中での一番の変わり種は【料理術】これ、料理に補正がつく生産系のスキル【料理】とは違ってれっきとした戦闘系のスキルのようである。


 効果が食材系ドロップの追加。そう、増加ではなく追加である。よくわからないが、例えばビッグベアを倒した時のドロップアイテムは毛皮と魔石と胆嚢だった。けどこのスキルを使えば肉が落ちるかもしれないということらしい。このスキルを使ってレア食材を手に入れて料理しろということなのだろうか?


 そして最後の目玉スキルが【宣誓】まず条件が厳しすぎる。六英雄神全員から祝福以上の称号って時点で多分今の所俺以外には無理だ。そして効果がえぐい


 【宣誓】

 効果:戦闘開始から100秒経過して初めて使用可能。発動してから150秒間様々な効果を得ることができる。その効果は宣誓する神によって異なる。

    クールタイム:ゲーム時間で1週間

 詠唱 

【我らが紡ぎし絆に誓う。熱き血潮で我らが運命さだめを切り開く。ソウルバースト】

    基本効果:パーティー全体の全ステータス30%上昇

         クリティカル率100%

         自然治癒オートリジェネ

         スキルクールタイム50%減少

    追加効果:神によって変動

    

 「……よし、よほどのことがない限り封印決定だ。こんなスキル誰にも見せられない。」


 でも詠唱付きのスキルなんてカッコよすぎるし、ピンチになってこれ使ったらなんかジャンプ系の主人公みたいでかっこいいじゃん。いつか絶対使ってやろう。


 スキルの確認を終えた俺は放送開始まで残り時間が30分ということもあり、出かけることはせずに本を読んで過ごすことにする。その間庭では英霊たちが今度はチームになって戦いを繰り広げている。連携の確認だろうか?俺がいないことでとってもハイレベルになってしまったので見るのを諦めてそそくさと室内に戻る。


 取り出したのは「魔術大全」という分厚い辞書のような本。この本は魔術研究家と時の宮廷魔術師長が趣味で出した本でそのタイトル通りその当時判明していた魔術体系から伝承にのみ伝わる魔術までありとあらゆる魔術が記載されていると裏に書いてあった。


 目次を読んでみるとこの本は3部構成になっていて、第1部が広く体系化された基本的な魔術、第2部がマイナーではあるが一応体系化された魔術と上位魔術、第3部が伝承や神話でのみ伝わる魔術の構成になっていた。


 順番に読んで行けばいいかと思い最初のページを開くと最初は火魔術だった。そのスキルレベルごとに使える魔術、その詠唱、効果などがわかりやすく纏められ、さらにイメージしやすいように挿絵と魔術師長のコメントとしてどんな場面で使えばいいかという戦闘指南まで事細かく書いてあった。


 「これ、わかりやすいなんてもんじゃねぇぞ。なんでこれが古本屋に売ってるんだ?国が厳重に保管して然るべきぐらいやべえ本だぞ。」


 あまりの内容に語彙力が飛んだ。さらに火魔術のページを読み進めていくと俺のスキルレベルより上の内容も出てきた。そして、そのページをしっかり読み終わるとなんと発動可能な魔術にその魔術が追加されたではないか!


 これは多分だけど称号によって段階を経ずに魔法に進化してしまったがゆえの救済措置だと思われる。だって魔術より上のスキルを持っているのに魔術が使えないとか笑い話にしかならないしな。


 もちろんデメリットもあった。この本で取得したレベルの高い魔術は魔法スキルがそのレベルに追いつくまではそのレベル差分が余計にMPで消費されるようであった。害のない魔術を室内で試してみたから間違いない。


 そんな感じで本を片手に検証を続けていると不意に目の前にウィンドウが開いた。どうやら夢中になりすぎて時間を忘れていたみたいだ。


 ログインした時に言ってた臨時の放送が始まるみたいだ。さてさてどんなイベントになるのかな?


ステータス更新はあまりにも多いのでまたの機会に(イベント終了後ぐらい?)

 

召喚騎士様は我が道を行くで書きたい事リスト

 七つの大罪

 なんかかっこいい詠唱スキル

 世界樹

 天使系

 迷宮探索

 海底神殿

 空に浮かぶ島

 和風の国

 中国風の国

 PK戦

 PVP

 魔物襲撃

 イロモノイベント


 一応ネタはこれぐらいですね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ