第二十三話『年をとると時間が早く感じる』
どうも!
まだ、ギリギリ土曜日だと思うんですよ。
寝てないので……。
今回は、ようやく第三章の本題に入っていきます!
是非最後まで読んでいってください!!
年をとればとるだけ時間が過ぎるのは早く感じるとよく聞くが、あれは本当にそうだと思う。
俺はそんな事を考えながら、魔王の間に集まった者達を見る。
異世界に転移した直後に敵として現れた『波動竜』。
俺が1度殺し、黄泉がえらせた5人の家守の妖精『アメミ』、『シシカ』、『メノコ』、『カムス』、『ミスビ』。
転移した瞬間にいきなり俺を斬った『桃太郎』。
トラックに轢かれて転生させられた異世界人の『蒼依』と『鷺』。
ずいぶんと増えたもんだな……。
最初は俺とナビィさんとマオしか居なかったのに。
ま、皆が集まったみたいだし、考えるのはいったん止めだ。
本題に入ろう。
「みんな集まったな。んじゃ、これからの行動についてだ。
異世界人も増えてきた、そろそろ住む環境を造る。端的に言えば、国を造る」
俺は集まった皆にそう言った。
「「国を作る!?」」
一度、そんな蒼依と鷺の言葉が魔王の間に響いた。
「あの…、一応、皆に言ったんだが……?」
あれ、聞いてかなかった?
他の皆は何で反応しないの?
「………」
「我はどうでも良い。四季の好きにすると良い!」
俺がそう不安になっていると、桃太郎は我関せずでそっぽを向き、波動竜は俺に丸投げした。
ナビィさんなんて、何処かへ転移して居なくなってしまっていた………。
「そうか……。
アメミ達はどうだ?何か意見はあるか?」
流石にすんなり決まり過ぎな気がするので、何も言わずに微笑んでいるだけのアメミ達にも、一応もう一度聞いてみる。
が、
「「「「「我々は、魔王様のメイド。いついかなる時であろうと、貴方様に従います」」」」」
と、全員がひれ伏しながら、綺麗に声をあわせてそう答えた。
「おう……、分かった。
じゃあ、アメミ達はもう仕事に戻って良いぞ。集まってくれてありがとな」
俺がそう言うと、アメミ達は一瞬で居なくなった。
また、強くなってる……。
もう俺より強いかも………。
「あ、あの……魔王様、僕達は説明がほしいんですけど……」
そんな中、申し訳なさそうに、蒼依が俺に言った。
「おぉ!!そうだよな!!
じゃあ転移するから、出てきた魔法陣に入ってくれ!」
そうだよ、普通気になるよな!
俺がおかしいのか、かなり不安になったよ……。
そんなこんなで、俺は蒼依と鷺を連れ、転移するのだった。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
ようやく新しい世界に、国を造るお話に入ってきました。
いろいろな仕込みが出てくるかも?
次回は日曜日(明日)の19時以降に投稿します。
お楽しみに!!