第十七話『己を殺した聖拳』
どうも!
今回も短めです。
黒を操る者との戦闘回!
是非読んでいってください!!
「よっ!」
そんな声を出しながら、俺は体の関節をボキボキと外し、次々に襲いかかる黒を避けている。
このまま長期戦はまずいな……。
かといって、鷺を殺す訳にもいかない……。
そんな事を考えている間にも、黒にどんどん間合いを詰められる。
「くっ!」
逃げる先の足場がなくなったが、魔力で無理やり空気を固め、それを蹴って黒を避ける。
”黒”。
『黒き主』を構成するナニカ。
詳しい事は何も分からない不可思議。
ただ唯一知っている情報はある。
それは、この黒に呑み込まれれば、魂の記録が世界から消滅するという情報だ。
その為、黒に呑み込まれた腕や足は、どんなに優れた特殊能力や特殊スキルを使おうと、治す事は出来ない。
もし治したいなら、それこそ、ゼロから腕を創造しなければならない。
だが、だからこそ疑問だ。
何で人間が、”黒”に適合しているんだ……?
黒への耐性なんて、俺ですら手に入れられないものだぞ………。
そこまで考えて、ようやく答えが出た。
「そういうことか……女神さん………」
鷺の特殊能力は、『全てを持つ者』だった。
この能力は、必要な知識を全て知ることが出来る『全てを知る者』と、知っている力を全て手に入れられる『全ての能力を持つ者』という能力が複合した力だ。
後者の特殊能力は、2つ揃ってようやく本領を発揮する力だ。
それを複合してしまえば、こんな事になる。
「邨ゅo繧翫□」
そんな、俺があと少しで突破口が見えそうな時に、鷺の体を操るそいつは、何かを言った。
言葉は分からない。
でも辺りを占める空気の気配で、なんとなく理解は出来る。
……終わらされる。
そして遂に、逃げ場が無くなった。
黒の壁がすぐそこまで迫り、『魔王眼』で視ても未来が無い。
うぅ……、ナビィさんに殺されるだろうが、仕方ない。
『魔王の魔法回路』、部分反転。
第一聖剣:エクスカリバー。権能武装!!
同時に武装した右腕が壊れ、激痛が走るが、俺はそんな事お構いなしに踏み込み、全力で技を放つ。
―――――『魔技:聖拳 エクスカリバー』!!!!!
俺を包もうとしていた真っ黒な壁が突き破られ、黒が弾け飛んだ。
「うぉらぁぁぁぁ!!見たかこんちくしょぉぉぉ!!!!!はぁ……」
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
黒って何なんですかね?強すぎないですか?
四季がボロボロなんですけど……。
まぁ次回で一応、一段落まではすると思います。
次回は、来週の土曜日の19時以降に投稿します。
お楽しみに!!




