第三十二話『ごめんなさい…ナビィさん』
どうも!
今回はかなり遅くなりましたが、短めです…。
是非最後まで読んでください!
「……それで、ナビィさんは知ってるんだよな?ここが何の施設なのか…」
俺は辺りを見回しながら、ナビィさんにこの施設について聞いた。
ナビィさんが『術式破棄』を使って"転移魔法"を使っているって事は、世界を把握し終えた証拠だ。きっと、答えを知っている。
「あんなに潰れたのにまだ死んでないなんて、御主人様ってゴキブリ何ですか?気持ち悪いです。喋りかけないでください」
「いや、潰したのナビィさんでしょ!?俺が『レベルの無い魔王』になってなかったら死んでるよ!!」
『レベルの無い魔王』には、勇者以外の攻撃で死ななくなるという種族スキルが存在する。
かなり痛かった…。
本当に痛かったからな!
ナビィさんの攻撃は『痛覚無効』を貫通するからかなり痛い。
因みに、マオも一緒に謝ってくれたので、10回殺される程度ですんだ……。マオはかなり疲れたみたいで、今は休憩している。
「そんな事知っています。だから安心して、何回でも殺せるんです。『レベルの無い魔王』のまま転移出来て良かったですね」
ナビィさんは怖い笑顔のまま、淡々と言い放つ。
…………。
ナビィさんの場合、本気で言ってるから笑えない………。
「って!何誤魔化そうとしてるんだよ。絶対に話してもらうからな!!」
「…はぁ……仕方ありません。話しましょう。御主人様の所為でいろいろ面倒になりましたが…、問題ないでしょうし」
ため息を吐きながら、ナビィさんが了承する。
ようやく話してくれるようだ。
「まずこの施設ですが、人口調整の為のホムンクルス処理場です」
「人口調整?」
「えぇ、そもそもこの世界の政府組織である『人柱』は、人口が80兆人であることを前提としています」
なんだそれ……。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
今回は短めですが、この後、今日の間に多分連続投稿するので許してぇ…。
次回は、今日の間に投稿します。
お楽しみ!




