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1000回目の魔王様~どう考えても俺より強いんですが、~  作者: 落ち武者
第一章 ~はじめまして魔王です~
33/119

第三十二話『ごめんなさい…ナビィさん』

どうも!

今回はかなり遅くなりましたが、短めです…。


是非最後まで読んでください!

「……それで、ナビィさんは知ってるんだよな?ここが何の施設なのか…」


 俺は辺りを見回しながら、ナビィさんにこの施設について聞いた。

 ナビィさんが『術式破棄(種族スキル)』を使って"転移魔法"を使っているって事は、()()()()()()()()()証拠だ。きっと、答えを知っている。


「あんなに潰れたのにまだ死んでないなんて、御主人様マスターってゴキブリ何ですか?気持ち悪いです。喋りかけないでください」


「いや、潰したのナビィさんでしょ!?俺が『レベルの無い魔王』になってなかったら死んでるよ!!」


 『レベルの無い魔王』には、勇者以外の攻撃で死ななくなるという種族スキルが存在する。

かなり痛かった…。


 本当に痛かったからな!

ナビィさんの攻撃は『痛覚無効(特殊スキル)』を貫通するからかなり痛い。


 因みに、マオも一緒に謝ってくれたので、10回殺される程度ですんだ……。マオはかなり疲れたみたいで、今は休憩している。


「そんな事知っています。だから安心して、何回でも殺せるんです。『レベルの無い魔王』のまま転移出来て良かったですね」


 ナビィさんは怖い笑顔のまま、淡々と言い放つ。


 …………。

ナビィさんの場合、本気で言ってるから笑えない………。


「って!何誤魔化そうとしてるんだよ。絶対に話してもらうからな!!」


「…はぁ……仕方ありません。話しましょう。御主人様マスターの所為でいろいろ面倒になりましたが…、問題ないでしょうし」


 ため息を吐きながら、ナビィさんが了承する。

 ようやく話してくれるようだ。


「まずこの施設ですが、人口調整の為のホムンクルス処理場です」


「人口調整?」


「えぇ、そもそもこの世界の政府組織である『人柱』は、人口が80兆人であることを前提としています」


 なんだそれ……。


ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。


今回は短めですが、この後、今日の間に多分連続投稿するので許してぇ…。


次回は、今日の間に投稿します。

お楽しみ!

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