表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1000回目の魔王様~どう考えても俺より強いんですが、~  作者: 落ち武者
第一章 ~はじめまして魔王です~
2/119

第一話『1000回目の白い世界 1 』

2週間ぶりの投稿です。

しばらくこのお話を書き続けると思うので、よろしくお願いします。

「戻ってきたな……」


 ここは何度も見た白い世界。


 この呟きもこれで999回目だ。 つまり、最初に死んだのも加えて、1000回死んだ。


 こんなに来ると、誰も返事をくれないのも慣れたもんだ。


「さて、女神さん探すか。もうこっちに来てるだろ、出てきてくれ。ナビィ」


「了解しました」


 そう言って出てきたのは、ナビィ。

俺の魔王活動をサポートしてくれる相棒で、かなりの美人さんだ。

 さっき思ったことは嘘だ。独りはめちゃめちゃ寂しい……。


「相変わらず間抜けな顔をしていますね、御主人様マスター


「出てきて一番最初の言葉がそれかよ!俺は、さっき死んで来たんだからもっと優しくしてくれよ」


「ふふ、片腹痛いですよ」


 転生300回目の頃から段々感情が豊かになっていったと思ったらこれだよ。反抗期ってやつだろこれ。

 まぁ、最初の機械みたいだった頃よりは、良いけどさ……。


「あぁ、もういいよ……。それで、女神さんは見つかったか?」


「今さらですか?既に座標を特定しています」


「え、そうだったの!?いつの間に?」


御主人様マスターが私を呼んだ頃には既に女神様の座標を特定しています。それで、いつ転移しますか?」


「すぐだよ!今すぐ!そんなの聞くまでもないだろ!」


 まったく。本当に優秀だなナビィさん。

俺なんて、まだこの世界を半分しか把握出来てないのに、一瞬かよ………。

 しかし、こんなに速いならもっと楽に世界征服出来た気がするんだが…、もしかして俺が全然ナビィさんを活用出来てなかったのか?


「貴方、いきなり私の前に来て、一体何をボーと、考えているのですか?」


「ん?いや、ナビィ。俺は動いてないし、そっちが動いたんじゃ………、あれ?女神さん、何で居るの?」


「何でって、、君が来たんだろうが。ボクの至福を邪魔しに!」


 俺の目の前には、少し怒った顔の女の子。もとい、女神さんが立っていた。


 ――――え?これ、どういうこと?


 と、そう思って立ち尽くすしか、俺には出来なかった……。



本文を短くしたので、今回は2日連続投稿をします。

明日も投稿するので是非読んでください。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ