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SKILLmagic  作者: もののべ
6/46

攻略……!?

200pv突破しました❗

投稿遅くてすいません、しかしとても嬉しいっす

ブクマ、コメント頂けると励みになります

「全滅ってどういうことだよ?!」

「と、取り敢えず広場にっ!!」

「お兄ちゃんも行くよ!?」

「お……おう」

 背中に剣を収め、サユリに続いて店を出る。

「試し斬り、したいな……」

 俺の独り言は誰の耳にも届くことなく風に乗ってどこかへと消えてしまった。


 


 広場では収拾がつかない事態になっていた。


 当然だろう。一階層でこんなに沢山の犠牲者が出るとは誰が予想できただろうか。

 ありえない。みんなの顔にそう書いてあった。

 時刻は夕暮れ。プレイヤーの表情にも心にも暗い影を落としている。

「今日は迷宮にはいかないほうがいい。明日までに装備を整えて臨むこととする」

 それが最善の策だと全プレイヤーがそう判断し、各々が様々な街に散り宿屋で夜を過ごすことになった。


 俺らも今日は早々に宿屋にチェックインし、布団に入った。畳の部屋で、障子で仕切られ、男子陣、女子陣と分かれている。平静を装っていても皆疲れがたまっていたのだろう。皆すぐに寝てしまったようだ、隣のこいつは気持ちよさそうに眠っている。

(眠れないのは俺だけかよ)

 確かに何名もの犠牲者を出した階層を一人で向かうのは少し危険な気がするが、好奇心に負けこっそりと夜遅くに迷宮へと向かった。少しだけで良いからこの白銀の剣を意のままに振るってみたかった。



「ここが一階層……」

 一階層には誰一人いなかった。

 モンスター以外は。

 歩く音がよく響いていた中、何処からか、ポードランが現れた。

 素早く剣を引き抜き対峙する。


「グモォォ……」

赤い瞳が揺れ、ポードランが突進してくる。

このモンスターは武器さえあれば問題なく倒せる。

ポードランの突進を左に跳びかわす。

ポードランは突進の後の隙が大きい。その為一度回避した後の速攻はポードランにとって有効だ。


ポードランが静止しようと試み、砂ぼこりが巻き上がる。体をひねり何とか静止を果たす。

方向転換したポードランの体には影が覆い、ポードランの赤い瞳には上段に構えたシロカの姿。

「ブギっ」

ポードランは小さな断末魔を上げ永遠の眠りについた。


「くぅぅ……!!」


楽し……過ぎる!

「もう少しだけ……」


俺は自分に言い聞かせながら歩を進める。



〇〇〇


「嗚呼。ポードランは流石にもう狩飽きた……」


何体の豚型のモンスターを葬った事だろう。


「?」

流石にもう帰ろうとしたところで大きな門を一つ発見した。

この門の向こう側は想像出来るが好奇心に勝てず、門に手を宛がう。

「どんな奴か、見るだけだし。そ、そんな無茶しないし」

誰一人いない迷宮内で独りごちる。


拝ませてもらおうか。

命を懸けて無理ゲーに望むプレイヤーの行く手を阻む階層ボス。

門をゆっくりと押す。重厚感の感じる音を響かせ門が開門する。

中は真っ暗で何も視認できない。門の中に足を踏み入れる。すると、突然辺りが光に包まれた。それと同時に門が閉門。

「嘘だろ……」

門は引っ張ってもびくともしない。

迂闊だった。このような事態は安易に予想できた。全滅の原因はここにあったのだろう。

もう後には退けない。


俺は目の前の蛇のモンスターに歩み寄った。

右手に剣を携えて。

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