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SKILLmagic  作者: もののべ
39/46

記憶Ⅱ

9400pv突破!本当にありがとございます!!

これからもどうぞ宜しく


 ――――別けれ道のあっち側。



『あ〜、はいはい。認めるけど、お前さぁ……もうちょっとそう言うの自重しような』


「…………」


 やっぱり、お互いの進路だから仕方ないけど。寂しいなぁ。

 裕翔がこっちに来てくれないかなぁ、なんて。わがままだよね。


 液晶端末を開くと、占いに『ふたご座の人のクリスマスは恋の予感! 大切な人にはプレゼントをあげよう!』



 こ、い…………。

 クリスマス。か、クリスマスといえばプレゼントだよね。

 まぁ……! プレゼントくらいなら、ね。大切な人だもの。


 そう言い聞かせ、綾音はショッピングセンターに足を運んだ。





 ――――別れ道のこっち側。


「クリスマスプレゼントを沙織に、買っとかねぇとな」


「…………、買っとくか」


 読書部の奴らに、クリスマスプレゼント。


 24日は読書部皆で遊園地だからな。



           ✽✽✽✽




 12月23日、終業式が終わって4階の空き教室に入る。鍵が既に空いてるって事は誰かいるみたいだ。


「うーす」


 もはやルーティーンのような挨拶をし、入室。


「あ、先輩。こんにちは、Skillmagicのクリスマスイベントどうですか?」


「お、翠咲(みさき)。まぁ、ぼちぼちだな」


 本当にこいつは変わったよな。と、つくづく思う。最初あったときは凄く物静かなイメージだったのに、今はかなり明るくなった。最初は会釈だけだったのが今はゲームを陣取るまでになった。それだけ馴染んでいるって事だろうし、俺はこっちの方が一緒にいて楽しい。


「せ、先輩。あ、あの話覚えてますか?」


「? なんの話?」


 またか。また、忘れているのか。何なんだよ、確実に異常だぞ。これは………………! まさかな。デバッグしているからなんて事は……。


「24日に遊びに行くって話ですよ」


「あ。それは聞いたぞ、皆で遊園地行くんだろ?」


「……?」


 そんな話をしていると、教室の扉が開いて沙織と一葉、そして綾音が入ってくる。


「おお! 揃ったな。明日何時集合にすんだ?」


 三人は少しポカーンとして、それから、三人とも眉をひそめた。


「? おい、綾音。皆で遊園地行くんだろ?」


 これで綾音は何かを察知したように少し呆れたような顔をした。一葉も。


「そういやこいつは鈍感なんじゃった」


「いいよ、一葉ちゃん。こう言うやつだから」


「え?」


「皆は何時集合がいい?」


「明日9時に校門前はどうですか?」


 翠咲が時間を提示する。その声は心無しかしょんぼりしていた。そんな翠咲の隣では一葉が「こう言うやつだから……」と慰めていた。


 あれ、俺なんかしたかな。






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