表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
SKILLmagic  作者: もののべ
31/46

新たなデータ

5900PV、ユニーク1800突破!!ありがとうございますm(_ _)m

「皆何処にいるんだ?」


 辺りを見回すも人一人いない。

 何処だ? もう誰も失いたくないんだよ、俺は……!


「は? ここは……!」


 そこはモンスターがうじゃうじゃいた。数体ではない。数十体レベルだった。


 くそっ……。【サウンド】を使っとけば良かった……。

 一匹のモンスターがこちらに気づいた。名前は……どうやらレイバードと言うらしい。ダチョウのような風貌のそいつが鳴き出した。


『ギエエエエ! クエエエエ!』


「おいおい、マジかよ!」


 その鳴き声に反応したモンスターが俺を見つけ、襲いかかってくる。


「やるしか……ないのか!」


「コピー……ペースト!!」


 右手に持っている『紫電』をコピーし、真っ向から立ち向かう。

『ディフェンダー・ガー』と言う名前のワニのようなモンスターを斬りつけると、火花を散らしただけで特にダメージらしきダメージは入っていない。


「…………!? 硬っ!!」


 手がジンジンする。

 手をワナワナさせていると、先程のレイバードが飛び蹴りをしてきた。不意をつかれ横腹に思い切りヒットしてしまい地面を転がる。


「ぐっふ!……」


 そ、そうだ……。想像複製(イメージコピー)で!


想像複製(イメージコピー)


 イメージするのはカズの能力。


 パリパリ、とコピーを始めたかと思ったらパチンッとコピーが切れた。


「は? なんっ――――!」


 今度はディフェンダー・ガーのタックルをもろに喰らってしまう。


 なんで……! なんで出来ないんだよ!?


 ピエロ戦で出来た想像複製(イメージコピー)が出来なくなっている?


「イメージ……! ガッ…………!!」


 『マテリアルコング』の拳を剣で受け止めたものの、バランスを崩し再び地面を転がる。


「……コピー……! イメージ……だ!」


 強く! もっと強く!! イメージするんだ!!


「よっしゃあ! 出来た!!」


 イメージコピーしたイチハの能力を使用する。


熱線(レーザー)


 マテリアルコングの胸部に大穴が空く。


「はぁ……!出来てよかった」


 前転回避を行い、距離をとって剣を構え直す。

 …………行くぞ!!


 地面を思い切り踏み込み、同時に『加速(アクセル)』を発動する。

 スピードにものを言わせ、モンスターを斬り伏せる。しかし、この速さに対応してくるモンスターなんぞ10階層も上がれば五万といる。

 虎の見た目のモンスターに横にはたき飛ばされる。


「がっ……! う……」


 すぐに起き上がる。目の前にはすでに迫っている2体目のマテリアルコングの巨大な拳。


 

 おいおい。こんなに通じないもんなのかよ?  


「………おおおおお!!」


 無意識に『乱舞』を発動したが、『乱舞』を受けてなおその拳は速度を落とす事なく腹部にめり込んだ。

 

「っぐぁは! ……!! ――――唸れ【紫電】」


 地面を転がりながら詠唱を行う。マテリアルコングに紫の雷が襲うがダメージがあまり入った様子はない。壁にぶつかりなんとか静止したが、虎のモンスター『バトルタイガー』がのしかかって鋭利な爪で俺を切り裂かんとする。


 ――――――貴方は誰も守れない。あの声を思い出す。その通りの現実。大切なものを失った悲しみ。自身の無力を痛感する。

 俺のHPは赤に突入した。


 ちくしょう! ちくしょう! ちくしょおおおおお!!!


『ゴオオオアアアアア!!!』


 正面の虎――――(バトルタイガー)が後ろを振り返って威嚇を行った。


 う、後ろに何が?


 なんとか虎の足を退かそうとした時、虎が真っ二つに割れた。

 俺は何もやってない。と、言う事は虎の()()()()()()()倒してくれた。


 俺は起き上がり、礼を言おうとしたとき俺は固まった。


「……………………」


「……………………」


 お互い固まる。俺の背後にいたのは()()()()()()()()()()()()()()()()()()。ゲーム内だと言うのにスーツを着ておりより不気味。


「なぁ、兄ちゃんよ」


「?」


 あれ? さっきまで沢山いたモンスター達は?


()()()()()()()


「と、取引?」


「そう、取引。君の何か……そうだね。君自身が君自身の為に『大事に守っているもの』と、()()()使っていたデータ。つまり今の君にとっては『(新しいデータ)』のトレードだ。どうだい?」


「あれか? 俺のデータⅠに何故か入っていた奴の事?」


「そうそう!」


「そのデータが今より弱いかもしれないですよね」


「だから、二つのデータを使えるようにしてあげるって言ってんでしょ?」


「代償は?」


「言った通りだよ。君自身が君自身の為に『大事に守っているもの』だよ」


「それはなんなんだっ!?」


「教えない。断って貰って全然結構。だけど――――――」



「いいよ。それで。今は『力』があるなら、『手段』があるなら使わない手はない。俺には守らなきゃいけない奴がいるんだ」


「成立ね」


「ああ。でも、1つ質問良いか? 元のデータは1000位以内だったんだよな?」


「うん」


「じゃあ、新たなデータにシフトするね」


「ああ」



 次の瞬間、俺の意識は暗転した。

良ければ、ブクマ、コメント等頂けると嬉しいです(*´∀`)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ