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SKILLmagic  作者: もののべ
28/46

王の帰還

5100pv突破です!ありがとうございます❗更新遅れてしまい、大変申し訳ありません。

 もうすぐ手が届く。届きそうだ。しかしミキは優しく笑って、消えて行く。

 俺が油断していたから……! 


『ダメね。裕翔。今の貴方の力では誰も救えない』


「もう分かっているさ、そんなことは。言われなくても!」


『私は()()と言ったのよ?』


「あ?」


 意味が分からず聞き返してしまう。


『そろそろ、王に戻るべきよ』


『貴方の宝物を大事に守るのはもうおしまい。貴方も何か賭けないとテーブルにはつけない。そうでしょう?』


「な……何を言って――――?」




          〇〇〇


 



「んあ?」


 また夢か。最近よく見るようになった夢なのだけれども、今回みたいに意味の分からない夢を見たのは二回目だ。

 もう日は高く上り、顔を優しく照らしていた。

 それが何故か、慰めに思えて腹立たしかった。


 ――――貴方の今の力では何も守れない。


「くっ……!」


 知らず知らずの内に拳が震えていた。


 今さら気がついたのだが、サユリ達は……?

 おいおいおいおい。まさか、ゲームオーバー?


「サユリ! サユリ!?」


「カズ!?」


「イチハ!! おい!」


 部屋を手当たり次第、探す。襖を開け、そこに探し人が居ないことに余計焦りが募る。

 すると、テーブルの上に手紙が置いてあった。多分、サユリが書いたのだろう。女子らしい丸みを帯びた字でこう書かれていた。


『お兄ちゃん、自分を責めないで。今日はゆっくり休んで一日でも早くミキを復活させようね。と、言うわけで13階層に言ってきます』


 

「馬鹿がっ!」


 何が、「と、言うわけで。」だ!!


 もし、お前らにまで失ったら。俺は……!

 俺はすぐに剣を背中に背負い、13階層に走った。






          〇 〇 〇





「シロカが怒り狂うぞ」


「いいのよ、私は一刻でも早くミキを取り戻したいもの」


「しっかし、ここまで二人ともせんでも」


 辺りは焼野原。プスプスと音がなり、モンスターは黒焦げ。迷宮内は半壊。


「サユリさん、13階層のボス部屋今日も見つかりそうにないですね」


「……そっか、有難う」


 他のプレイヤーがサユリに声をかけ、現状を告げる。

 13階層に来ている人はかなり減った。


 ピエロの被害者がとても多かったことを表している。もう全プレイヤーは三百人もいないだろう。

 そしてここに来ている人は三十人ちょっと。こんな広大なフィールドをその人数で捜索し、ボス部屋を見つけるのは困難を極める。

 すでに3日が経過しているが仕方のないことなのだ。そうは言っても、3日間もの野営はストレスもたまる。皆が急くのも分からなくない。しかもここがスキルマジックの世界を模したものならば。まだてできていないモンスターがいる事が少し引っ掛かる。s()s()()()()()()()()()()。スキルマジックにおいて、最強の強さを誇るモンスター達。今までてできたモンスターの中で最強のランクだったモンスターはケルベロススネークのsランク。

 まだ、一体すらssランクは登場していない。それも大きな不安要素の一つだ。





 4日目の早朝。


「サユリさん、ボス部屋見つけました!」


 朗報が、サユリを起こした。ボス部屋に入ると、辺りが明るくなり古代の闘技場を彷彿とさせるリングが現れ、その中央に錆びた鎧騎士が地面に突き刺した剣の柄に両手を置き、仁王立ちしていた。一同目を見開く。


 




 ――――――――――――その騎士の名はベイリン。





 ――――――――――ランクss+。



 多くのスキルマジックプレイヤーを()()にしたモンスター。

スキルマジックを読み直ししてた時、5話でモブが「一階層行くからついて来てくれ」的な事言ってたんですけど、その時千人もいたのに18人しかついて行ってなくてツボだった。

何でそんな可哀想なことしたんだろ……笑。もっとついていかせてあげれば良かったな

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