先輩と私
3400pv突破しました❗
アンド❗50pt到達!本当に有難う!有難うございます!これからもよろしくお願いいたします!
ブクマ、コメント頂けたら嬉しいです!
これから遊園地編に入っていきます。お楽しみに。
季節が過ぎ去って行く。
紫陽花が咲き、そして散り。
向日葵が咲き、そして散り。
コスモスが咲き、そして、――――冬が来た。
――――――その流れていく季節のなかで、私は惹かれていった。
「寒いね~、あ。マフラー可愛いじゃん!」
「あ。でしょでしょ~!」
「やっぱ二人の歩く姿は画になるよな」
「翠咲ちゃんも、沙織ちゃんもめっちゃ可愛いじゃん? そりゃ、画にもなるわ」
「最初めっちゃ静かだった翠咲ちゃんだけど、めっちゃ面白いし、強いんだよな。『ミキ』ちゃん」
「いやいや、沙織ちゃんもだぜ? 少し天然はいってるとことかほんと可愛いと思うけどな。しかも、強いし。 『サユリ』ちゃん」
「あ~! 沙織ちゃん、翠咲ちゃんオハー‼」
「香ちゃん、おはよう!」
「オハー!」
――――私は変われたのかな。でも今は人と話す事は全然苦手じゃなくなったかも。
「沙織ちゃん、翠咲ちゃんおはピヨ~!」
「うん、おはよう藤江君」
「あんた何なの? その挨拶」
「ちょっと~! なんか塩対応じゃね?」
――――――校門前で温かい笑いが広がる。
〇 〇 〇 〇
「はぁ~、終わった!」
もう聞き慣れてしまった放課の鐘の音。
ふと、液晶を見ると12月18日と表示されていた。
――――――今日は、……。今日こそは!
『先輩っ! クリスマスイブの日どっか遊びに行きませんか? 受験勉強の息抜きも兼ねて!』
――――――う~ん。まあまあ、かな。
『先輩! 駅前に私オススメのお店が…………!』
――――…………ダメかな?
『先輩、一緒に服選んでくれませんか!?』
――――――いやいや、これはハードル高すぎっ。
「ねー、翠咲ちゃん。聞こえてる?」
「ん!? あ、あはは……ごめん沙織ちゃん。考え事してた」
「ごめん、今日はちょっと部活休むね?」
「あ、わかった~!」
朝、風邪気味って言ってたから多分それだろう。
でもこれは思ってもないチャンス! ごめん、沙織ちゃん!
「セーンパイ! こんにちは!」
暖房のお陰で今日のような寒い日でも室内は暖かかった。その室内で先輩は椅子に座ってテキストとにらめっこしていた。
「おー、翠咲」
入ってきた私を認めると、先輩はテキストから顔を上げて、返事を寄越してくる。
今日は私と先輩だけみたい。もしかして沙織ちゃん、風邪じゃなくて、また三人で何処か出かけに行ったのかな? それはさておき、これはチャンス! ――――。私はまだ諦めてませんよ。
「せ、先輩!」
「ん~?」
電源を入れながら、先輩に本題を話すべくあえて身近な話題をふる。
「先輩、今日のニュース見ました? skill magicの中でクリスマスクエストが出るらしいですよ」
「らしいな。翠咲は当然エッグ狙いだろ?」
「勿論です!」
FPSゲームの『ガンフィールド3』をプレイしながら会話する。
――――――めっちゃ、デス数かさんでるよぉぉ……。せっかくレシオ2.08になったばっかりなのに。
「あ~。角待ちショットガン。これはイラつくな」
「いっ!?」
真横に先輩の顔がある。ち、近い。
「先輩は、やっぱりクリスマスは予定ありますよね?」
「ん? まぁ無いことはないかな」
「それってやっぱりっ――――!」
ゲームそっちのけで振り返る。先輩は不思議そうな顔をしていた。
「ん? やるだろ? クリスマスクエスト」
――――――そ、そっちか!
心の中で突っ込みをいれたあと、呼吸を整える。断られるかもしれないと、不安を抱きながらも、勇気を振り絞って、口を開いた。
「じゃあ先輩、私とクリスマスイブに遊びに行きましぇっ――――――!!」
噛んだ。
数秒の間を開けて、先輩が吹き出した。
「わ、笑わないでくださいよ!」
「いや、すまんすまん。――――ありがとな。気遣ってくれて」
「え? ……! そ、そうですよ? 感謝してくださいね⁉」
――――そうじゃないのに。
「もーうっ! 先輩はほんと鈍感で困ります! 沙織ちゃんとかが可哀想ですよ!」
「え? 俺なんか悪いことした?」
「知りませんっ! でも、クリスマスイブ。楽しみです」
「ああ。そうだな、しゃっ! 久々に遊ぶか!」
「じゃあ、ゾンビモードしましょうよ」
「いいぜ、何ラウンドまでいけるかな」
――――――そういうとこなんです。鈍感なとことか、優しいとことか。もう、全部。
――――――私は…………私は先輩の事が―――――――――――。
「ミキ。どうしたの? ボッーとして」
「あ、ごめんね、考え事してた」
私達の前には巨大な遊園地が広がっていた。
これからも宜しくお願いします。
ここのスペースにキャラの説明をいれるつもりなので、良ければご覧ください。




