暗殺社vs救世主Ⅱ
2200pv突破しました‼ありがとう!ございます!
こんな不定期なのに……。頑張って更新していくので今後ともよろしくお願します!
ブクマ、コメント頂けるととても嬉しいです!是非‼
なんで、俺はアサンにあんなことを言ったのだろう。
『…………リアルでできもしない殺人を、意気揚々としているパーティーに入る気はねえな。どんな理由があろうと』
本当はあんなこと言うつもりはなかった。ましてや、NPCに対してなんて。
なんであの時俺は理由を聞かず突き放したのだろう。これは何らかのストーリーミッションなのはすぐに分かったはずなのに……。俺はどうして……。
〇〇〇
俺は檻の中にいるようだ。手は鎖につながれ、身動きが取れない。
「ほお、ちゃんと連れてきたか。よくやったぞアサン」
「はい、ありがとうございます」
「まったく、ボスはどうして救世主を暗殺社に勧誘しろといったのだ?」
「それは、ボスに聞くしかないでしょう」
遠くでアサンともう一人のNPCの話し声が聞こえてくる。檻の外に見張りが二人いるが……。
「寝てるし……。この鎖もすぐ外れたし、俺を閉じ込める気ゼロかよ」
剣も何故か檻の中にあると無茶苦茶だ。檻から出す気満々といったところか。
「はぁっ!」
檻を叩き斬って外に出る。見張りが目を覚ます様子がない。
「なんだこれ。手抜きしすぎだろ」
薄暗い通路を進んでいくと、首筋に見覚えのある短刀が突き付けられる。
「アサンか。なんだよ」
「どうやって檻から出たのですか?」
「逆に出れないと思っていたのかよ。あれでか?」
小首をかしげるアサンに小さなため息をつき、一つ願いを投げかける。
「ボスにあわせろ。このストーリーをさっさとクリアしないとな」
少し迷ったように目が泳ぐアサンだったが、それも一瞬。「案内します」といい、歩き始めた。
〇○○
「ここがボスのいらっしゃる部屋です」
アサンに案内された部屋の前には観音開きになっている巨大な扉があった。
「ボス。アサンです」
「入れ」
低いしわがれた声が部屋に入れと促す。
一礼したのち、アサンは扉を開け、そこで固まった。NPCの仕事が終わったのだ。
「待ちわびたぞ、同士よ」
「なんだよ、仲間になった覚えはないぞ」
目の前の男はフードを深くかぶり顔は認められない。千草色の薄汚いマントを翻し、紫色の直剣を抜き放つ。
「剣をとれ。お前は俺と語るためにここに来た」
どうやら、ただのストーリーミッションじゃなさそうだ。その言葉にこたえるように俺は白刃の剣を引き抜いた。




