ゴーレム攻略
1000pv突破❗ 有難うございまあああああす‼
本当に嬉しい限りです!密かに目標に掲げていた1000pv、10pt。両方達成できました!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします‼
ブクマ、コメント頂けると嬉しいです
「ボオオオオオオオオ‼」
思わず耳をふさいでしまうほどの咆哮。
ビリビリと大気が震える。
「おい‼ 状況は!?」
近くにいたプレイヤーに声をかける。
「とんでもねえ力だ。既に数人がやられた」
「まじかよ……」
「泥人形はスキルマジックでは最弱のボスだったんだけどな、パッチがはいったみたいだな」
泥人形の一撃は剣で受け止める事が許されない。武器を粉々にするだけでは飽きたらず、体力をこれでもかと持っていく。
「はあああ‼」
皆に加勢し戦場に身を投じる。眼下に迫るは大きく大剣を振りかぶった泥人形。横に大きく回避し一撃目をやり過ごす。降り下ろされたままの腕に飛び乗り、腕の上を走りながら斬撃をいれていく。
「ボオオ‼」
またも咆哮をあげるが、今度は悲鳴のように聞こえた。
今回は人数が多い為か、泥人形の注意が散漫になっていてこちらにかまってる暇はないらしい。このまま顔面にまでたどり着けそうだ……。
そう思った矢先、頭上に影がさした。泥人形の右手が俺を押し潰さんと迫っていた。
「……っ!」
散漫だったのは俺の注意だったらしい。回避は間に合わない。一撃もらう覚悟で防御の構えをとる。
一閃。
「へ?」
もう何がなんだか分からない。だって、目の前に迫っていた手が二の腕辺りから両断され、地面に落下していっているのだから。
「シロカ、お前が落ちた洞穴の先にボスがいたなんてな」
「カズ……。お前、イモってすぐ来なかっただろ」
「結果的に来たんだからOKだろ?」
そう言いながら、カズは右手に持っている青白い刀身の剣を振るった。
すると一瞬の間をあけて泥人形の二の腕の上から肩までがズルリと落ちていく。
ええええ。強すぎ。
「俺だって……‼」
「また小さくて、私に気づいておらんかったようじゃな? シロカよ」
ヒュッと風をきる音が聞こえ、何かが頬をかすめ、その何かが泥人形の脇周辺に大穴を開けていた。
ひええええええ。おいおい。強すぎ。っていうか、不可抗力だろ。それは。
「凄まじい威力だな。イチハの熱戦は」
「シロカさん、今のうちにっ!」
下の方でミキが叫ぶ。
「あ、おい‼ シロカ! 戻れ‼」
カズが切迫詰まったようにそう叫ぶ。
「え?」
ゴゴゴゴゴゴゴ……。
反射的に音のする頭上を見上げると、隕石がゆっくりと落下してきている。
「……」
『神の鉄槌』。
ゲームバランスどうかしてる。
※※※
「ブハっ! ゲホゲホ。やってくれたな、サユリ」
隕石を直接食らった泥人形は粉々になった。残った俺はその泥を一生分くらい浴びまくった。全身どろどろ。
「ごめんね、お兄ちゃん」
さすがに、これはサユリさんも苦笑い。
周りの注目の的になっているこの三人。すると、誰かが口を開く。
「す、凄い‼ まさかこんなところでお目にかかれるとは‼ 十剣の三人に‼」
十剣? なにそれ美味しいの?
聞きなれない単語に混乱しつつも、頭を現実に引き戻す。土煙でよく周りが見れないが、どうやらボスの攻略は成功したらしい。
「シロカさん、まだです。気をつけて下さい」
ミキが真剣な表情で耳打ちしてくる。
「おお……あれが噂の」
「……あれが十剣の三人」
「つえー」
皆も既に終わったと思っているようで、剣を納め、三人を囲んでいる。
突如、土煙が揺らぐ。
「?! 皆避けて‼」
ミキが叫ぶ。だが遅すぎる。
「ボオオオオオオオオ‼」
粉々になったはずの泥人形が無慈悲な一撃を放つ。
――――泥人形の眼が赤く光った。




