表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冒険者は最強職ですよ?  作者: 夏夜弘
第一章 成長編
8/153

そこは楽園という名のオカマ大国でした 1

新章のスタートです!

今回からダイコちゃんが出てきます!


 盗賊団を捕まえてから一ヶ月が過ぎようとしていた。


 ジンは冒険者で弱すぎるが故に特訓を続けていた。

 一ヶ月の中で短剣の他にも比較的簡単に扱える弓や長剣ほど重くはないが剣先が長いレイピアを試してみたりした。

 どれも熟練度が一定の数値まではあっという間に伸びるのだがどうしてもそこから伸びなくなる。ジンの中では冒険者が最弱の職業だからだと勝手に思い込んでいた。


 そしてステータスそこそこ成長していた。


ジン

職業 冒険者


HP 156

MP 46

攻撃 128

防御 109

魔法 23

俊敏 170


スキル

熟練度 短剣 30

熟練度 細剣 30


ユニークスキル

"限界を知らぬ者"

"言語理解"


 もう少し成長していてもおかしくないはずなのだが、ど悩むのだがその理由は未だにわからない。

 ランも同時に特訓をしていた。ランは弓の精度を上げるために毎日モンスターを倒し、地味に筋トレとかもしていた。

 その成果あってかステータスは少し上昇していた。


ラン

職業 狩人

Lv 38

HP 333

MP 160

攻撃 234

防御 209

魔法 140

敏捷 265


スキル

熟練度 弓 69


ユニークスキル

"視力上昇"


 二人ともそれなりに成長を実感していた。


 二人は特訓が終わったので夕飯にしようとしていると、椅子に座っているジンが勢いよく立ち上がり一言言う。


「ちょっと隣町に行きたい」


 すると何故か料理をしている手を止めこっちに全速力でランが駆けてきた。


「それは、ふ、二人でですか!?!?」


「なぜにそんな鼻息荒くして聞くんですか……?」


 実はランは一緒に生活していく中でジンの事を意識するようになり地味に髪型を変えたり少しオシャレしたりもしていた。そう。ジンが好きなのだ。だがジンは鈍感にも程があるくらい気付かずランは落ち込んでいた。


「隣町、私も行きたい!!!

いや、行こう!!!」


「お、落ち着いて……わかった行くから、ナイフ向けるのやめてっ!!!」


 どうしても行きたいばかりに、料理に使っていたナイフをジンに向け半ば強制的に返事をさせた。


 ランは「やった~!」と、スキップをして台所へ戻る。

 ジンには何故そんなに機嫌が良いのかわからなかった。


 夕飯を食べ終え二人は、明日出かけるための計画を立てていた。


「で! で! どこに行くんですか?」


「そうだなぁ……お金はあるからなぁ……ん? なんだこの国の名前面白い! マッ町だって!! マッチョと町をかけてるのかな? 面白い!! 行きた……」


 ジンが行きたいと言うのと同時にランがすごい勢いで首を振る。


「絶対に嫌だ!!! そこだけは嫌!」


「え~、なんで~、行きたいのに……」


「ジンは知らないの!? あそこは物凄くやばい奴らが集まるところでね、まず名前からしてやばさが滲み出てるでしょ!?」


「ま、まぁ確かに言われてみれば……」


「ここにはあのダイコさん見たいのがうじゃうじゃいるのよ!?」


「なにそれ!? ゴリラしかいない動物園かよ……」


「ごりら? なにそれ? まぁいいわ……とりあえずそこは却下で」


「えぇ~……」


 ジンはダイコみたいなのがいっぱいいると知っても、何故か好奇心を止められずにいた。だがランはずっと断り続け、結局その日はそのまま寝たのだった。


 次の日、結局計画を練れなかったので、その日は街にお散歩しに行った。ちょうどお昼時でお腹もすいた頃だったので『暴飲暴食』へ向かった。


 そこで何故かセンとダイコが話し合っていた。


「こんにちは! センさん! それにダイコさんも!」


「あら、貴方は新入り冒険者のジンちゃんね? あれ? ランちゃんは一緒じゃないの?」


「今は部屋の掃除をしてますよ。邪魔だから外に行けって言われて暇だから来ちゃいました」


「あらそうなの」


「で、ダイコさんとセンさんは何を話し合ってたんですか?」


 それを聞くと二人とも黙ってしまう。

 ジンは首を傾げ答えを待っているとセンが口を開く。


「いやね、もうすぐ"アレ"の時期なのよ」


「そうなの。"アレ"なの……」


 ジンは気になり"アレ"の正体を聞く。


「"アレ"とは何ですか?」


 そしてセンとダイコは声を揃えていった。


「「オカ祭りよ」」


 ジンはそれを聞いた時、何故か額から大量の汗をかいてしまい、言葉を失ってただ沈黙の時を過ごすのであった……


ダイコちゃんはオカマだからマッ町の事を知っているのは当然なんですが、なぜセンも知ってるのかというと、実はセンはマッ町出身なんです!そこでムキムキになるまで育てられたんですよ...そこの街ではみんなムキムキにされるんです...

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ