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冒険者は最強職ですよ?  作者: 夏夜弘
第二章 リベンド国編
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もう守られるだけの僕じゃない 1

「……ハッ!? 俺はどれくらい寝てたんだ……? まだマーシュさんが泣いてる……って事は一瞬か」


 ジンはほんの数十秒だけ気を失っていた。


「にしても身体中が痛いなぁ……こりゃ明日筋肉痛だな」


 ゆっくりと起き上がり、アイテムとお金を回収した後、マーシュ達の元へ行く。


「マーシュさーん! いつまで泣いてるんですか…… ほらほら、闘いも終わった事ですし帰りますよぉ〜」


「わがっだぁ〜」


「泣きながら喋らなくてもいいですよ……」


 流石にもう泣き止んで貰わないと、ジンとしても困るので、何とか泣き止ませる。


 まだ、鼻をすすってはいるが、泣き止んでくれた。泣き顔も可愛いですよ?


 ジンはダネットとレベッカを抱え、歩いてベルネードルの宿へと帰還する。


 門を潜ると、当然人は居らず、ガランとしていた。


「どこに逃げたんだろう……? なんか地下施設とかあるのか? それともどこかの建物に篭ってるのか……」


 今はそれよりも、気絶しているダネットとレベッカを、ベッドに寝かすことが先決だと思い宿へ直行する。


 部屋へ入り、レベッカを寝かすと、マーシュも「疲れた。寝る」と言って、隣にあるベッドへ入るやいなや一瞬で寝てしまった。


 まぁ疲れてたのかなぁ……。ジンは、音を立てず部屋から退室し、そっと扉を閉める。


「ダネットさんは、僕の部屋でいいか」


 ダネットを、もう一つあるジンの部屋のベッドへ寝かす。


「これでよしっと。後は町の人達を探しにでも行きますか」


 そして宿を後にする。


 ジンは、町の人達が逃げていっただろう方向へ歩みを進め、いろいろな建物の中を探ってみる。


 が、誰も小さな家や小屋には居らず、ジンは溜息をつく。


「はぁ……誰も居ねぇ……やっぱ大きめの建物を探るべきかなぁ……っとなると……」


 この町で一番にでかい建物と言ったら、外から見てもわかる大きさの、あの城しかないと考える。


「まぁ行くか。行動しなければ結果はでないからな! 今いい事言ったなぁ……」


 誰も聞いていないのに、自分の言ったことに感心しつつ、城へ向かう。


 城の前へ行くと、そのでかさに圧倒される。


「うわぁ、でっけぇ〜〜」


 少し緊張しながらも、入口の扉を開き「おじゃましまぁす……」と小声で呟きながら入る。


 中は物凄く広い空間で、まず目に映ったのは螺旋階段だった。部屋の中央にある螺旋階段は、永遠と上へ続いており、豪華な飾りがあちこちに付いていた。


「ありぁ〜! なんじゃこりゃ。このお城高いんだろうなぁ……」


 その豪華さに、ジンは感心しながら、まずは今居るフロアの部屋を全て調べる。


 が、誰もいない。


 次、二フロア目、誰もいない。


 次、三フロア目、誰もいないが、少し床が汚れており、ここに誰か入った形跡があった。


 その後も、十フロアある他のフロアの全てを調べ尽くしたが、誰もいない。


「困ったなぁ……残りはこの町の外しか無いなぁ……」


 流石に、外を探すに気はならず、再び溜息を吐く。


「とりあえず、もう一回外へ出てみますか……」


 俯きながら、螺旋階段を下り、玄関の前まで来た時だった。


「……ん? ここに不自然な程に剥き出しになっている所が……」


 ジンは、不自然な程に剥き出しになっている壁を触ってみる。


 どうやらスイッチの様だ。恐る恐る押してみると、ガシャ。という音がなり、螺旋階段の方から何やら音がする。


「こ、こんな仕掛けがあったのか……なんか異世界で本当にありそう……あ、ここ異世界だっけ」


 そんなノリツッコミをして、一人でクスクスと笑いながら、螺旋階段の方へ向かう。


 そこにあったのは、地下へ向かう階段だった。


「はぁーん、そういう事ね。この下に避難したと。だけどこの町相当広いし、かなり人がいたけど本当に入りきるのか?」


 顎に手を当て、考えながら階段を下りていくと、そこには物凄く頑丈そうな鉄の扉があった。


「ここにいるのかな?」


 ジンは、少し強めにノックをして「誰かいませんかー?」とおおきな声で尋ねてみる。


 だか、何も返事はない。


「あれぇ? 誰もいないのかなぁ……もう一度っと……」


 そして再びノックをして大声で尋ねてみる。


 だが、またも返事がない。


「空いてたりしないかなぁ……。あらら、空いちゃってるよ」


 なんて緩いんだ……。と思いながらも、重い扉を開けてみる。


 すると……


「だ、誰だ!!!」


 入った途端に、剣を持った青年がそう叫んできた。


「だ、誰って……えぇっと……助けに来ました?」


 あれ? なんか疑問形になっちゃった。


「う、嘘つけ! そんな血塗れの服を着て……攫いに来たのか!?」


「へっ?」


 そう言われ、ジンは自分の格好を見てみる。

 服には、レネードを斬った時に付着した返り血と、メルノドを殴った時に出血した、手の血が付いていた。


「こ、これは違うんです……いろいろと事情が……」


「問答無用!!」


 どうやら聞く耳を持っていない様だ……

ここにきて少しだけ書き方を変えてみました。試行錯誤しながらやっていくので、大目に見てください。よろしくお願いします。

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