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テスト ☆

起きてすぐに街の鐘が聴こえる。ユーリが今いる国、ロマリア王国では6時、12時、5時、8時に鐘が鳴る。鐘が聴こえたということはおそらく6時だろう。生活費を稼ぐのと、レベルを上げるためにギルドへ向かおうとしたのだが、昇格テストがあるのでそれまで時間を潰さなければならない。

(つー訳で、寝るか)

異世界初の二度寝である。

基本的に夜間に活動するのは灯りが一般的でないために、危険だ。だからギルドは朝早くから開いている。そして、1番混雑すりらのも朝だ。

だから10時を指定したのだろう。


「ふぁぁ...よく寝た」


1階へ降りる。


「遅かったな」


朝食を摂っていると、おっちゃんから話かけてきた。


「ぁぁ、昇格テストまで暇だったんだよ」


「なに!?昇格テストだと!すげぇじゃねぇか。めったに受けられるもんじゃねぇだろ?」


「ブラックウルフの魔石を査定してもらっていたら、ポーラさんに絡まれたんだよ」


「Aランクのポーラか!」


「魔石13個並べてただけで、昇格テストなんて受けられるんだなw」


「ん?お前さんまだ登録したばかりだろ?それはやべぇって」


「そうかぁ?」


「13匹その日のうちに狩ったんだよな?普通そんなぶっ続けでやらねぇよ、初心者は普通2.3匹ってところだろ。そういう意味じゃ、Aランクに気にかけられるのも納得がいくな」


「期待のルーキーってところか、hahaha」


「いや、そんなレベルじゃないだろ...最速なんじゃねーか?」


「あ、確かにポーラさんもそんな事言ってたな」


「ま、そういうことった!がんばんな、どうせ1くらいならランクアップできるだろう」


「ありがとう、期待しててくれ」


そう言い大銅貨2枚を渡す。


「おい、これ」


「今日もまた来るからよ、今はそれしかねぇから、そんだけ払っとくわ」


「なるほどな」


にゃんこ亭を出てギルドへ向かう。

(今更ながら、なぜにゃんこなんだ...この世界で猫なんて見たことないんだけどなぁ。そもそも、なんで言葉通じてんのかね?転生者だからなのか?つまり、俺は複数の言語を操るエリートって事になるなww)


などと妄想をしているとギルドの看板が見えてくる。



「ケイト、ポーラさんおはよう」


「「おはよう」、ね!調子はどう?自信はあるよね?ちゃんとランクアップするんだぞ!」


「はい、もちろんですよ」


と、そこへ見知らぬ3人組がやってくる。


「あ、こちらは

リードルフ支部のギルドマスターのジョンソンさん、

騎士団副団長のローレオさん、

Aランク冒険者のアントビさん、

です」


昇格テストには不正がないように最低でも、

推薦者

ギルドマスター

その支部がある国の軍にいる者

対戦相手のAランク冒険者

が、立ち会う。


「頑張ってくれたまえ」


「はい!ありがとうございます」


これはジョンソン。40歳くらいか。なかなか偉そうである。実際偉い立場にいるので当然である。


「やぁ、3日目にしてテストを受けるだなんて、期待の新星ってところかい?」


「はは、ありがとうございます」


と、ローレオ。おそらく20前後イケメンで騎士団の副団長で、性格が良い。欠点が見当たらない。

(だが、笑顔に違和感があるな...なんと言えば良いのか、完璧すぎる)


「よぅ、今日はよろしくな。ちなみにポーラとパーティを組んでるから来てやったぜ」


「はい、 よろしくお願いします」


ポーラと同い年の25くらいだ。

(なるほど、だから翌日に出来るんだな)

騎士とはちがう、泥くさのような強さを感じられる。これが、戦歴の冒険者だ。第1に生き延びる。冒険者はこれに尽きる。


「ユーリさんにはアントビさんと模擬戦をしてもらいます。場所は自然の中だとアントビさんが優位すぎて、力を測る事が出来ないのでギルドにある訓練場で行います。なんでもありですが、命の危険があるような攻撃があった場合には厳しい罰則があるので気おつけてください。また、あくまで力を測るためなので勝てなくても問題ありません」


「過去に試験管に勝った人なんたいないけどね」


と、ローレオ


「はい、そうです。なのでユーリさん、リラックスして挑んでくださいね」


(なるほど、ならいっちょAランク相手に勝ってやりますか)


「あの、10分ほど待って貰っていいですか?」


「はい、分かりました。ではそのように」


瞑想をしているように見せかける。

いまの内にステータスを弄る

LV: 6

HP: 50 <+360

MP: 50 <+360

STR: 50 <+360

VIT: 50 <+360

AGI: 50 <+330

INT: 50 <+360

DEX: 50 <+360

LUK: 50 <

BP: 250

ABP: 250

スキル:[異世界人][代行者のお気に入り][システム][スタミナアップlv1][ナイフ術lv1]


レベルが2上がっていた。これは経験だろう。Aランクと出会ったり、シャロットちゃんと会話したり。そんな事でも経験値と言うものは溜まります。ポイントを1度戻す。


LV: 6

HP: 50 <+380

MP: 50 <+380

STR: 50 <+380

VIT: 50 <+380

AGI: 50 <+380

INT: 300 <+380

DEX: 50 <+380

LUK: 50 <

BP: 0

ABP: 250

スキル:[異世界人][代行者のお気に入り][システム][スタミナアップlv1][ナイフ術lv1]



int630だ。これで無属性魔法の魔弾で弾幕を張れば倒せるだろう。


魔弾

魔力の球を生み出し操る

スキルlvに応じて性能アップ


「よし!もういいですよ」


「それでは、行きましょうか



〜訓練場〜



「本気でかかってきな!」


「はい、よろしくお願いします」


ケイトが開始の合図を取る


「はじめっ!」


魔力を練り、魔力の球を作り出す。


「なっ!」

と、ギルマス

「ほぅ」

ローレオ

「えっ」

ケイト


普通なら魔弾程度じゃ驚かれない。むしろ一般的だろう。しかし、開始すぐにとる行動ではない。そして、数が問題だった。

その数おそよ50

一般的な兵士が1度に操れる魔弾の数は1〜3個ほど。それほどに、魔力と精神力を使う。なお、普通はスキルではなく、技術として使っているのでこの様な事が出来ないのだろう。


「う、ぅわぁあああ」


一気に弾幕を張る。それこそ逃げ場が無いほどに。

しかし、アントビには当たらない。剣で魔弾を弾く弾く。

(なるほど、剣で弾けるのか。なら、次は剣なんかじゃ弾けない威力の物を用意するか)

魔弾の数を減らし威力を高める。


「っ!?」


アントビも、変化に気づいたのか表情を曇らせる。


「重いな、この一瞬でこれだけの魔力操作が、出来るなるて将来有望だなっ!」


剣で防御するのを止め、避ける避ける。

どんなに狙いを定めても当たらない。これが経験の差もいうものである。


「経験が、ちがうな...」


20分程が経ち魔力が、尽きてきた。

魔弾の数を減らしたその時!


「貰ったぁ!」


ユーリの首にはロングソードが添えられていた。


「はぁ...はぁ..!参りました」


「そこまで!勝者アントビ」



「ほぉ、なかなかやるではないか」


「是非とも騎士団に欲しいな」


「もう、戦いたくないな。だが、弾幕をどう対処すれば良いか、良い経験になった」


上から、ジョンソン、ローレオ、アントビである。


「はは、負けちゃいましたね」


「いや、お前の魔力がもう少しあれば俺が負けていたぞ、体力的問題でな」


「それでは、結果は後日お知らせします」


「分かりました」


そこで解散となった。

アントビに、呼び止められる。


「ユーリ!今度会ったら飯でも連れてってやるよ」


「本当ですか!?ありがとうございます!」


「だからその変な喋り方やめろよな?なんか変だぜ?」


(俺の敬語ってそんなに変だろうか?毎度いろんな人に言われるな)

ユーリは翻訳機能の謎にまだ気が付いていないようだ。


「忠告ありがとうございます。次会ったら時にはそうしますよ」


「おぅ、じゃぁな」


「はい、また今度」



まだ昼なので、ブラックウルフのクエストがまだあるか確認をしてギルドを出る。



〜日が沈んできた頃〜



ブラックウルフの魔石×19

前回の記録を大幅更新である。


「ユーリあんたまたブラックウルフを狩ってきたの?」


現在ブラックウルフは常備クエストになっています。


「あぁ、結構簡単だしな。それに、こいつは...俺を殺しかけた奴だから」


「あ、はいこれ報酬」


銀貨1枚と大銅貨9枚を受け取る。


「おぅ、じゃぁな」


にゃんこ亭へ帰り飯を食べ、シャロットが来るのを、待つ。


「ユーリさんこんばんは!はい、水です!」


「う、うん、ありがとう」


「お父さんから聞きました!ユーリさん昇格テストを受けたんですよね!?どでしたか?」


「うーん...そこそこよかったとは思うよ?ただ、魔弾しか使ってなかったからなぁ」


「そうなんですか!魔弾しか使ってないって逆に凄いです!!」


「ありがとうwシャロットもお店の手伝いとなら凄いよ!」


「ぇぇえ!?私なんてそんな...はっ!そろそろ失礼しますね!おやすみなさい!」


「うん、おやすみ」


(ぅひゃーー⤴︎可愛いのぅ...げへっげへっww)


(...うん、きもいな。俺)


寝る前にステータスの確認をする


LV: 8

HP: 50 <+380

MP: 50 <+380

STR: 50 <+380

VIT: 50 <+380

AGI: 50 <+380

INT: 300 <+380

DEX: 50 <+380

LUK: 50 <

BP: 100

ABP: 350

スキル:[異世界人][代行者のお気に入り][システム][スタミナアップlv1][ナイフ術lv1][魔力操作lv1]


[魔力操作]

魔力を、操作するのが上手くなる。


どうやら、アントビのと模擬戦でレベルが上がったらしい。まぁそれだけの<経験>を得られたという事なのだろう。

これをvitにガン振りしとく。


LV: 8

HP: 750 <+380

MP: 50 <+380

STR: 50 <+380

VIT: 400 <+380

AGI: 50 <+380

INT: 50 <+380

DEX: 50 <+380

LUK: 50 <

BP: 0

ABP: 350

スキル:[異世界人][代行者のお気に入り][システム][スタミナアップlv1][ナイフ術lv1][魔力操作lv1]


挿絵(By みてみん)


やっぱり冒険者ってゆーのは騎士みたいなのとは、違う強さがありますよね!

ユーリのテスト結果はどうなるのでしょうね...



ケイトさんです!

なんかめっちゃヒロインしちゃってるんすけど...(今のところ)

挿絵まで!




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