ターニングポイント
〜少し戻り〜
ユーリは酒場で4人に鑑定を使っていた。
ドルク
LV: 32
HP: 850
MP: 150
STR: 400
VIT: 400
AGI: 150
INT: 50
DEX: 350
LUK: 250
スキル: [怪力lv1]
ドルクは壁役だろう。vitとstrが高いためユーリはそう判断した。
デルバリー
LV: 29
HP: 350
MP: 250
STR: 200
VIT: 150
AGI: 450
INT: 100
DEX: 300
LUK: 350
スキル: [回避lv1]
デルバリーは素早い剣士のようだ。このパーティの中では遊撃役になるのだろう。
エイリ
LV: 34
HP: 350
MP: 1500
STR: 150
VIT: 150
AGI: 200
INT: 500
DEX: 350
LUK: 200
スキル:[火魔法lv1][風魔法lv3][水魔法lv1]
エルフはやっぱり魔法が強い。それと弓を使うのだろうか、dexも高い。
リオノーラ
LV: 26
HP: 250
MP: 750
STR: 90
VIT: 100
AGI: 100
INT: 350
DEX: 150
LUK: 200
スキル: [回復魔法lv1][地魔法lv1]
ヒーラーのようだ。さらに防御に優れた地魔法もある。
怪力
筋力があがる
回避
回避が上手くなる
火魔法
火系統の魔法が使える
風魔法
風系統の魔法が使える
水魔法
水系統の魔法が使える
地魔法
地系統の魔法が使える
回復魔法
回復系統の魔法が使える
この様な結果になった。なるほど、とてもバランスが良く感じる。これなら余裕を、持って勝てるだろう。
「なるほど...俺は1LVにつき実質ステータスが50増えるが、普通はそうでは無いのか。おそらく、基本は同じだがステータスの値が増えれば増える程上がりずらくなるのか?」
そうである。普通はステータス値が上がれば、それだけ増えずらくなる。昨日の素早さ云々は間違っていた!おそらくAランクの中でもかなり上位だったのではないか?それほどまでに速かった。700へ到達するのにどれだけのレベルが必要なのか。それを考えてみるとステータス値1000くらいが人類最高クラスになるのか。だが、例外は何処の世界にも存在する。この2倍くらいの人がいると可能性を考えていた方が、良いだろう。
共に食事を、してから出発した。
〜ベヒーモス出現〜
「陣形を整えろ!」
「おう!」「はい」「はい!」
動きのスムーズさから連携も上手くとれている。
(さすがはCランクってところか?)
ユーリは剣を構え、戦闘準備に入る。ベヒーモスとドルフが接触、ここでユーリは違和感を感じる
「ぅわあ!」
ドルフがふっとばされていた。
(ありえない...ドルフのvit値からして、あんなに軽くふっとぶなんておかしい)
すぐさまベヒーモスに鑑定を使う。
ベヒーモス
LV: 67
HP: 3000
MP: 500
STR: 650
VIT: 650
AGI: 400
INT: 200
DEX: 100
LUK: 200
(なんだと!Aランククラス級だろこれは!?
こんなのこのパーティでは勝てないし、俺のステータスだとまだ敵わないだろう。どうする!?)
ユーリはとても焦っていた。なにせ前情報とまったく違う。そもそもベヒーモスとは
LV: 31
HP: 1000
MP: 100
STR: 350
VIT: 300
AGI: 150
INT: 50
DEX: 100
LUK: 200
この様な物だ。strとvit値が2倍近くもある。この世界においてステータスが2倍というのは、実質的には普通のベヒーモスにの10倍以上の強さを、誇る。
「ドルク、これは撤退だ!」
「ああ!分かってる!」
そう言って、先ほどの陣形を維持しながら撤退する。そう、いつも通りの陣形で。ベヒーモスはジャンプをし、陣形の後側つまりはリオノーラの近くに着地。そのままリオノーラを殴り飛ばす。バギィッと不穏な音がして吹っ飛ばされる。
「う゛ぇぶ」
一瞬にして全滅の第一歩を進めてしまった。
「くそっ!おい、ドルク!...おい!」
「...はっ!?ああ、ど、どうすれば...」
「しっかりしろ!お前が指示を出さなくちゃどうする!?」
「ぐっ」
ユーリが殴られる。幸いvitが高いために死にはしなかった。が、一方間違えれば即死だった。
「ユーリ!?大じょぐぁ!?」
ドルクも戦闘不能になる。
と、ここからは酷かった。エイリとデルバリーの2人だけでは太刀打ち出来るわけもなくすぐに戦闘不能になる。
ユーリは隣に転がっているドルクを見る。手足があちこちに曲がっていて、見るに堪えない。そして脈を確認すると、何も感じられ無かった。そうなにも...
「あ?...お、おい!起きろよ!」
ドルクの事を揺さぶるが、反応はない。
ユーリは立ち上がり、辺りを見回すとリオノーラは首が、ありえない方向に曲がっていた。デルバリーは上半身が無かった。エイリは...これといった外傷は見られない。
エイリの元へ駆け寄る。
「大丈夫か!?」
「ぁ...ぐはっ」
しかし内蔵にダメージを負っていたのだろう、血を吐きその生命を終えた。
(なんでこんな事になった!?おかしいおかしいおかしい、こんなはずじゃなかった!Cランクパーティと協力してCランクのモンスターを狩る。ただ、それだけ。俺たちは冒険者だ、勿論誰かが死ぬのも覚悟はしていた。それでも、ここまで一方的に虐殺されるなんてどんなジョークだよ!Aランクの奴の担当だろ!)
即座にstrに振っていたポイントをvitに振る。そしてベヒーモスからの攻撃を、いなしつつユーリは考えていた。
(…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………)
そして...
ユーリはagiに振っていたポイントを、strに振る。
「ははっ!殴り合いをしよう?まさにdead or aliveだね!」
ふざけたような口調になった。まるで気が狂ったかのように。
〜2時間後〜
「あれ?もう終わり?つまらないなぁ〜。もっと僕を楽しませてよ!!」
そこには地面に横たわるベヒーモスの頭を踏みながら笑っているユーリがいた。
あの強さのベヒーモスいや、ベヒーモスと言って良いのだろうか?それだけの相手を単騎で倒すなぞSランクの域に入りかかっている。
(今までは大きな理不尽な暴力には屈するしかなかった。でも、今は違う。力を手に入れた。戦うための)
「だから...」
どうも!
昨日投稿できなかった...
くっそ忙しかったんや...
内容もそんなに書けなかったっす
ユーリはどうなってしまうのでしょう!?
モンスターのステータス配分や、それによるhpなどの決定の仕方は少々特殊になっています。通常vitが100だとするとhpは、初期値+100×2となります。モンスターはそれには当てはまりません!




