ヨーソロー
「ヨー、ソーロー、オーー」
ちょっと距離を置きたい友達とカラオケに行く時、僕は必ず歌う曲がある。
長渕アニキのキャプテン・オブ・ザ・シップ。
内容がどうこうではなく、とにかく一曲が長いので、次から誘われずに済むからだ。
太一という面倒臭い奴に呼ばれたせいで、今日も十八番を披露する羽目に。
他のメンツがダレてトイレやタバコを買いに行くなか、やっと熱唱を終えると奴だけが目をキラキラさせ、
「お前、分かってんなあ」
「ヨー、ソーロー、オーー」
ちょっと距離を置きたい友達とカラオケに行く時、僕は必ず歌う曲がある。
長渕アニキのキャプテン・オブ・ザ・シップ。
内容がどうこうではなく、とにかく一曲が長いので、次から誘われずに済むからだ。
太一という面倒臭い奴に呼ばれたせいで、今日も十八番を披露する羽目に。
他のメンツがダレてトイレやタバコを買いに行くなか、やっと熱唱を終えると奴だけが目をキラキラさせ、
「お前、分かってんなあ」