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プロローグ 旅立ちにあたって

 あたしにはお父様とお母様という素敵な家族がいる。


 残念ながら、あたしは一人っ子。


 だから、兄弟が羨ましくなるときが度々ある。


 双子なんかとびきり素敵じゃない!?


 お互いのことが分かってて、


 ケンカもするけどその分仲がいい。


 そんなものに憧れたりする。





 この旅でどんなことが待ち受けてるのか、あたしもマーロンもわからない。


 初めて踏む地、火の王国。


 きっと火のように熱い意思を持った人が待っていて、


 炎のように熱い試練が待っているんだ。


 

 そんな火の王国の魔歌は火のように心を熱くするような力強い魔歌なんだろうな。

 


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