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観測記録:原初負荷仮説について
本観測は、存在に付随する基礎負荷構造を対象とする。
一部思想では、
原罪、あるいはカルマと呼ばれる概念が存在する。
本記録ではそれを原初負荷と定義する。
原初負荷は特定種に限定されない。
物質層個体、
高位相存在、
象徴的存在、
概念的存在。
いずれも例外ではない。
分類は人類側の便宜である。
負荷は存在条件であり 選別ではない。
存在が発生した時点で、差異は付与される。
その差異が運動を生む。
原初負荷は種別に依存しない。
階層に依存しない。存在そのものに付随する。
原初負荷は位相差を発生させる初期条件である。
この構造が実験環境と呼ばれることがある。
だが実験者の意図は確認されていない。
平等は同一条件を意味しない。
同一負荷が与えられたとしても、
反応は個体ごとに異なる。
ゆえに平等は結果的不平等を生む。
善悪は適用されない。
原初負荷は符号差異の基盤である。
混沌は未分化状態ではない。
多層振動状態である。
観測は継続する。




