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観測記録:評価概念の局所性について
陰と陽は対立ではない。
相補である。
片側のみでは構造は成立しない。
善悪は群体が定義する分類である。
評価は生存維持のための便宜上の区分に過ぎない。
観測対象においては、
良否は符号の差異として現れる。
プラス変位、マイナス変位。
それ以上の意味は持たない。
群体は秩序維持のため
「善」を設定し、
逸脱を「悪」と定義する。
だが観測構造においては、
両者は同一平面上の振幅である。
陰がなければ陽は定義できない。
陽がなければ陰も定義できない。
いずれも排除不能。
我等にとって、それはただ在る。
評価は行わない。
振動のみを記録する。
観測は継続する。




