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観測記録:被影響者の責任化という二次圧力について
依存循環構造において、
非対称な関係は成立する。
だが関係が崩壊した後、
しばしば責任は
影響を受けた側に帰属される。
「見抜けなかった」
「判断が甘かった」
という語が付与される。
しかし観測上、
依存が成立する時点で
多くの場合、
当事者は心理的に不安定な状態にある。
孤立、欠乏、疲労は、
判断基準を変化させる。
構造的に設計された関係に対し、
個人の強度のみを問題とする場合、
二次的な圧力が発生する。
一次的な依存と、
二次的な羞恥。
この二層が重なると、
回復はさらに困難になる。
その挙動が存在している。
観測は続いている。




