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ある男性との出会い



職場にはよくふざけてバカな事ばっか言ってる

男性のリーダーがいた。


私が来る前は怖い人だったらしく

従業員をよく泣かせる人だったらしい。



それでも意外と女性にモテる。



ある人はリーダーの高圧的な態度に苦しめられ無断欠勤するようになった人もいたぐらい。



この人が無断欠勤をし、理由を知ったリーダーは

自分を変えようと反省し、そこから丸くなったみたい。


もちろんまだ名残りはあって、私にも理不尽な事でキレられ泣いた事もある。



そう。



こいつが後に私の旦那になる人だ。



リーダー「りりちゃん、りりちゃーん好きだよ!」

リーダー「好き!」

リーダー「早く会いたいよう」


最初はまったく興味が無かった。

顔も私はタイプではない。


なんだろ…毎日会う度に好きって言われて

私を必要としてくれてる…


こんなに愛情表現してくれる…



あぁ…好きかも。



よく分からない気持ちのまま何度か2人で遊びに行った。

ドライブもした。

ご飯も一緒に作った。

お泊まりもした。


好きが確信に変わった時には、付き合ってない事に違和感を覚えた。


だから聞いてみた。


りり「なんで付き合おうって言ってくれないの?」


リーダー「俺、3年ぐらい彼女いないんだ。前付き合ってた女に騙されてからあんま信用できなくて…

だから付き合うのはちょっと待ってほしい。」



リーダーはそう言った。


りり「そうなんだ。でも私は裏切らないし騙さないよ。そんな女じゃない」


リーダー「うん、そうかもしれないけど…やっぱまだ信じれない。だから待っててほしい」


私は純粋に信じた。



その後も普通に遊んだりして楽しく過ごしてた。

ある日、職場の人達数人で宅飲みをした。


ベランダでそこそこ仲良くしてた3つ上の女とタバコを吸ってたら


女「りりちゃんは好きな人いないのー?

いるなら教えてよっ!恋バナしよ!」


りり「えー。んー…いなくはないんですけどちょっと迷ってて…」


女「えっ誰誰?聞きたい!絶対言わないから!」


りり「リーダーにずっと好き好き言われて、ちょっと心が揺らいでる自分もいて」


女「あっ…そうなんだ。いんじゃない?付き合っちゃいなよ」


りり「んーどうですかねえ。逆に好きな人いないんですか?」


女「私はいないよ!」


この時は何も知らず…恋バナとして、相談として普通に話した。

いい感じに酔っ払って帰宅した。


何も知らずに…



ある日リーダーとドライブに行き

やっとその日に付き合った。


付き合った次の日私はお仕事に行き

ベランダで話を聞いてもらってた女に報告した。


りり「聞いてくださーい!昨日リーダーと付き合いました!」


女「まじ?良かったね!仲良くね!」


りり「はーい!」


そしてしっかりと勤務を終えて帰る準備をする為ロッカーを開けた。


りり(あれ?なんか手紙が入ってる。誰だろ?)


手紙はベランダで一緒にタバコを吸った女からだった。


手紙【りりちゃんお疲れ!今日終わったらちょっと時間ある?遊びにいこう!イオンの駐車場で待ってるね!】



りり(急だなあ(笑)まっ予定ないしいっか!)


職場からイオンまで歩いて5分


女は自分の車の中で待機していた。



りり「お疲れ様です!急にどうしたんですか?」


女「ちょっと話があってさ!とりあえず中入って入って☆」


りり「お邪魔しまーす!」


女「あのね、言おうか迷ったんだけど実は私、リーダーと付き合ってるんだ。ほら[LINEの画面を見せる]」


りり「えっ…あっ…本当だ。」


LINEのやり取りはしっかり付き合っているような内容だった。


女「りりちゃんがリーダーと付き合ったって聞いて私リーダーが許せなくて…」


りり「本当ですね。ありえない」


女「だからさ!2人でリーダーを懲らしめない?痛い目みせんの!!」


りり「そうですね!こんな女2人を悲しませて!でもどうやって?」


女「こういうのはどう?私がリーダー宛に感動の手紙を書くの。プレゼントも用意してリーダーの家の前でサプライズしてる時にりりちゃんがキレて入ってくる。」


女「それで怒ったりりちゃんがリーダーを殴る!←これ重要だから!」


女「部屋の中には入らないで玄関で話すよ!それで職場近くに誘導するからその時にりりちゃん来て!」


この話を持ち出された時は何も考えず疑いもせず

只々リーダーを懲らしめたくて了承した。


りり「わかりました。夜中ですよね?」


女「うん!今から帰って思い出の写真とか紙に貼り付けてしっかりラミネートして作ってくるから!(笑)」


りり「了解です。」


2人は一旦解散した。

当時の私はリーダーが凄い好きだった。


りり(昨日付き合ったばかりなのに…。ひどいよ。)


1人で泣いた。


そして夜中にリーダー懲らしめ計画が始まる。



女がリーダー家のインターホンを押した[ピンポーン]


女「リーダー!私思い出にプレゼント作ってきたの♡手紙も書いてきたんだ!」


リーダー「まじ?!ありがとう!嬉しいよ」


[仲良く2人でキャッキャ会話する]


りりは頭の中が怒りで興奮状態。

2人が職場近くまで来たのを確認し2人の元へ向かった。




りり「何してるんっすか?」


リーダー「あっいや…その…普通に話ししてただけだよ。」


女「そうだよ!話ししてただけ」


りり「いやもう知ってるから!隠さなくていいから!付き合ってるんでしょ?」


りり「リーダー私を騙したの?最低すぎる」


[リーダーを蹴ろうとしたが、かすっただけ]


女「りりちゃん落ち着いて」


りり「彼女いないって言ったじゃん!!もういいわ。帰る」


私は泣きながら帰った。

何故かそれでも好きな気持ちは無くならない…

帰宅して2〜3時間経った頃、女からLINEが来た。


女【お疲れ様!完璧だったよ!リーダーも結構参ってた!ゆっくり休んでね】


りり【お疲れ様です。そうならよかったです。】



そして眠りについた。


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