表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
祭音頭の音頭7  作者: カシギ
7/45

教師として

「という訳で今年のバースデークリスマスパーティーは軽音楽部員、顧問の氷菓ティーチャーそして生徒会役員のお2人も含めての全員集合で~す」


放課後の部室で声高らかに宣言して、


「みんなはい拍手~、パーチパチパチパチィィ~」


自分で催促して自分で言って自分で拍手をする音頭である、


「ほ~らやっちゃんもりっちゃんもパチパチパチ~」


「ハイハイと」


呆れつつもしっかりパチパチパチと拍手をする屋台と、


「みんなの都合はちゃんと聞いたの?、音兄ちゃん」


拍手をする前にそちらを確認する立花、


「もっちろん、生徒会役員のお2人と氷菓ティーチャーはコレからで~す」


「まだ全員に聞いてた訳じゃなかったんだ」


「どうですか生徒会役員のお2人と氷菓ティーチャー?」


向き直り3人に聞く音頭だが、


「私たちもお邪魔してもいいのかな?」


「ノープロノープロですよ~、じゃんじゃん来ちゃってください」


「じゃあお言葉に甘えてお邪魔させてもらうよ~」


生徒会役員の2人はOK、そして、


「氷菓先生はどうですか?」


屋台が氷菓先生に聞くが、


「私は遠慮しておきますよ」


「なんと!、何故ですか氷菓ティーチャー」


オーバーリアクションぎみに音頭が聞く、


「学生同士で家に集まっての誕生パーティーに教師が行く必要はないでしょう」


氷菓先生も自分の教師という立場としての選択なのだろう、しかしここで音頭は、


「氷菓ティーチャ~ー!」


教師だろうが顧問だろうが鼻ポッチするまで顔を近づけて手を握る、


「何ですか?、祭君、いきなり顔を近づけて」


一切動じることなく氷菓先生は顔を近づけた理由を聞く、


「教師が行く必要とかじゃなくて氷菓ティーチャーの気持ちはどうなんですか?」


音頭は自分の正直な気持ちを氷菓先生に言う、

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ