葵会長が以前言ってくれたこと
「いえ、特に何でもありませんよ、さぁ私たちもそれぞれの教室に」
「葵会長!」
葵の言葉が終わる前に音頭は葵の手を握り顔を鼻ポッチするまで近づけた、
「な、なななんだい音頭君朝からいきなり?」
「葵会長が前に言ってくれたことをそのまま返します!」
「?」
顔が近いが音頭の言うことに葵は耳を傾ける、
「僕は葵会長ではないので葵会長が思っていることは分かりません、でも言葉にすら出してくれなくちゃ何にも分かりません
!、葵会長は僕に聞きたいことがあるんじゃないですか?!」
顔を近づけて一呼吸でしゃべる音頭である、
「それはその・・・」
まだ言いよどむ葵に、
「葵会長、どんな質問でも大丈夫ですよ、音頭は答えられることなら答えますし答えられないことなら、あ、いや違うな、分からないとこなら答えませんから」
屋台がそう言うと、
「ハーイ、ヤタイのイウトーリデースカイチョー、オンドにシツモンはノープロブレムデスヨー」
パルディアもそれに続く、
「やっちゃんとパルの言うとーりでーす、なので思いっきり聞いちゃってくださーい、フフンス」
「わっ分かったから鼻息かかるからちょっと離れておくれ音頭君」
葵はそう言ったが、
「いーえ」
音頭は拒否した、
「ちょ、何でだい?」
「葵会長の聞きたいことが先です!」
「ううぅ」
音頭は引かないので葵は、
「・・音頭君の誕生日っていつかな?」
ものすごく消え去りそうな声で聞いた、