睦の昔話
「ハッピーバースデーそしてメリークリスマスやっちゃん!」
「ハッピーバースデー音頭君に屋台君」
「ハッピバースデおんちゃんやっちゃん」
「・・・ハッピーバースデーおんちゃん」
テンション高く言う音頭、そして睦と立花だが屋台の元気はない、
「やっちゃ~ん、元気ないよ~」
「う、うんごめんね、ただやっぱり・・」
「さっきのやっちゃんママからの電話のこと?」
「・・・うん」
屋台の両親は海外で働いている、しかし屋台の誕生日に一時帰国すると言ってたのだが、
「パパもママもお仕事が忙しいのは分かってるんだけど」
「やっぱり寂しいわよね~、せっかく合えると思ったのに奏ちゃんも突然の電話だったからね~」
屋台の肩に手をのせて睦は言う、いつものおっとりとした喋り方だが屋台はいつも以上に優しさを感じているようだった、
「やっちゃんやっちゃん!、あ~ん」
そこで大口を開けながら自分の口を指差す音頭、
「おんちゃん?」
「早く食べさせて~」
「う、うん、はい」
そう言いながら音頭の口にケーキを運ぶ、
「バクン!」
勢いよくケーキを口に入れる音頭、そして、
「ンゴックン!、やっちゃんやっちゃん、僕にハッピーバースデーって言って、誕生日おめでとうって言って~」
「う、うん誕生日おめでとうおんちゃん」
「ありがとう~、じゃあ次、やっちゃんもあ~んって言って」
「あ、あ~ん」
「はい、やっちゃん」
今度は屋台の口の中に音頭がケーキを運ぶ、
「んっんくん」
「ハッピーバースデーやっちゃん、まだちょっとだけ早いけど!」
音頭は元気に言う、




