葵会長のバースデープレゼント
「ツギはメインバースデープレゼントデース、カイチョーレッツゴー」
「ほ、ほんとにやるのかい?」
まだ抵抗がある葵だが、
「葵~、ここまで来たらやっちゃいなよ~、なにやるか知らないけど」
「ネ~、今さら駄々こねてもね~、なにするか知らないけど」
まさに他人事の生徒会役員の2人である、
「あ、あんたタチは毎度毎度~」
「葵会長~、なにやってくれるんですか~、僕はとっても楽しみで~す」
「ぐむむむむむ」
うなる葵に人の心なんていざ知らずに音頭は言う、
「え~い!」
そう自分で掛け声をかけるとドタドタと音頭の前まで歩いていき、手を握り、
「音頭君!」
座っている音頭に前屈みになり鼻ポッチするまで顔を近づける、
「何ですか葵会長!」
しかし音頭は引かない、
「お、音頭君と夜空君にバースデーソングを作ったから聞いておくれ!」
「なんて素敵な!、是非とも聞かせていただきますよ!」
そう言いながら音頭は立ち上がり葵との顔をさらに近づけようとするが、
「わったったっわっ!」
葵が顔を引き尻餅をついてしまった、
「あ、葵会長、すいません大丈夫ですか?」
慌てて手を伸ばす音頭だが、
「ああ、大丈夫だよ音頭君、ふぅ~」
深いため息をつく葵に、
「転んだことよりも自分から祭君に顔を近づけたことの方が大変だったよね~」
「ネ~、まさか葵が自分から祭君に迫るなんて、あそこで葵が少し立ち止まれば祭君とのチュ~だったのに~」
「おっ終わったのだからもういいでしょ、さぁ演奏に」
「葵会長まだ終わってません」
演奏を始めると思い立花もパルディアも事前に用意しておいた楽器を取りに行こうとするが、
「まだ終わってないってどういうこと音兄ちゃん?」
「葵会長がやってくれたように、まだりっちゃんがやっちゃんにやってあげてない」
音頭の発言に固まる立花であった、




