➄夜之愉快ナ仲間達
かみ合ってないなあ。
長崎有料道を使い、途中から下道にする。
34号線で嬉野や武雄を通り、佐賀市、大川、筑後、八女に行くルートだ。
その嬉野で、私は個人的な野望があった・・・それは嬉野名物?秘宝館である。
秘宝館とは大人のちょっとした秘宝がある昭和の香りが残るイイところなのだ。
駐車場に客の車もなく閑散としていたが、営業はしているようだった。
さぁ、見学もしゃれこもうとする私だったが・・・。
「えっ、金とるの」
と、田辺がこの期に及んで言い出した。
「当たり前だろ」
と、私。
「じゃ、止めようで」
「なんで」
「・・・・・・」
「500円(入場料)じゃん。あれだったら俺がだすよ」
「・・・いや、いい、行こう」
「・・・そう」
私は車を再び走らせた。
実は大分別府の秘宝館は行ったことがあるのだが、もう一つの雄である嬉野の方が行ったことがなかった。
今回のついでではないが、あまりにも乗り気でない田辺の姿を見て、なんも言えねー状態となり、家路へと。
夕食はとんかつ浜勝でトンカツを食らう。
※なんで秘宝館?・・・それは置いといて、この後、私がここに来るのは閉館間際になってからなんだよなあ。
20時、自宅でしばらくほっこりする。
22時、原野が合流し、昔話に華を咲かせ、西山に電話をする。
で、原野が夕食まだということで、近くのラーメン屋にいき、久留米ラーメンを楽しむ。
それから、また山鹿のどんぐり村温泉へ。
ゆったりまったりと疲れを癒しながら、懐かしいやつらとつもる話をする。
帰りの道中、前を行く車が空き缶をポイ捨てした。
目の前に転がる空き缶を寸前でかわした。
投げる?後ろを走る私たちがいるのにもかかわらずにだ。
今日一日、フラストレーションの溜まっていた私はキレた。
エンジンを吹かすと、ベタ踏みして迫った。
ほどなくして、相手の車がウィンカーをあげて道を譲る。
野原が静かに言った。
「よくやった・・・が、もし相手がヤクザやったらボコられもんやな。でも、ようやった」
「・・・・・・せやで」と田辺。
「・・・・・・」
確かにそうである。2人の命も預かっている。
私はついカッとなってしまったことに、猛烈に反省をした。
夜中、2時半八女に到着。
翌日も仕事だという野原と別れる。
明日が大変だろう、連れ回してすまんなとまた反省をする。
※若気の至り全開・・・お前はマーティ(バックトゥザフューチャー)か・・・煽り運転は駄目ゼッタイ(汗)。
冷静に。