➂長崎へ
さすがに。
2日目、田辺の今回帰福の目的は、この日にあったようだ。
長崎へ。
こっちに来ると彼が言いだしてから、都度、長崎行きを口にしていた。
朝食を終え、9時頃に家を出た。
まず八女の岩戸山へ行き、神社に詣でて、石人(これ有名)の前で親父から譲り受けた一眼レフのカメラで彼を撮る。
復元された高床式倉庫の前でも一枚パチリ。
長崎の地図を家に置き忘れたことに気づき、家に戻り再び出発する。
※は、いてもたってもいられなくなった現在の私のツッコミ。なんで長崎に行くのに、わざわざ近場で遊ぶ行動をしたんかな、添削しながら今さら疑問に思う。
佐賀方面に向かう下道をつかって長崎へと向かう。
佐賀市内に到着すると、あるスーパーに車を停める。
ここには会うべき人物がいるのだ。それは原野だった。
アポなしで、彼の勤める店に押し掛けたので、果たしているかなという不安があったが、自動ドアをくぐると目の前に彼がいた。
せっせと彼は商品を陳列していた。
すちゃ、私はサングラスをかけると、彼の背後へと回り込む。
やべえヤツにロックオンされたかと思った原野は訝し気にこちらを見るが、私だと分かるとニヤリと笑い、隣の田辺を見た。
「おお、なべさんも!」
と彼は驚いていた。
互いの再会に懐かしさもあったが、勤務中の長居は禁物なので、夜にまた会う約束をして、お店を後にする。
佐賀神社により、お詣りと奉納されているアームストロング砲の前で写真を撮る。
※おいおい、長崎は?
田辺はおしている時間を気にして、高速で長崎へ行きたかったようだが、私は下道を推した。
下道の道中、途中、トイレ休憩で公園に寄ったりする。
長崎市内を前にして、彼と運転を変わる。
昔は法定速度順守だった田辺が、スイスイと車を走らせていることに驚いた。
佐賀から二時間半をかけての到着だった。
※私もたいがい我が強いな(汗)。
ツッコミを・・・。