♦Middle18♦美しき風来人
エリア3
ヤドラン:(コマを見て)ふつめーん!! おいひとりジブリがいるぞww
GM/ハインリヒ:先へ進むと、ひとりの長身な男がキミに背を向ける形で立っていた。
ビジュアルは某金髪公式美形魔法使いでご想像ください。
GM:その足元には冒険者たちが倒れている。
ヤドラン:ま、まさかこいつが……!?
GM/ハインリヒ:「……おや」とキミに気づいて振り向いた。身長200cmです。でかい。
ヤドラン:「あら……て!? あんたたち!!??」倒れてるのに気づく。みんなでかいな!!
GM/平凡冒険者フーツメン:戦闘不能で気絶している。
GM/ハインリヒ:「良かった。貴方は冒険者でしょうか」
ヤドラン:「え、えぇそうよ(ふぉおおおおおおおおおなかなかのイケメン!!)」
GM/ハインリヒ:「この森へ薬草を採りに来ましたら、彼らが倒れていたもので。どうしたものかと思っていたところだったのですよ」
ヤドラン:《インサイト》持ってるんだよなー。どうしよっかなー。
GM:え、なに、【精神】判定したいって?
ヤドラン:いやどうしようかなって(;^ω^)
GM/ハインリヒ:「貴方はこの森へ何のご用事で?」
ヤドラン:「えーっと、なんてやつだっけ……本を探しに?」
GM/“片翼の”シュライク:「……医方秘要」
ヤドラン:「そうそれ!!」
GM:何を探りたい? インサイトで探りたい内容明確に言ってもらったら、難易度示すかもしれない。
ヤドラン:探り……うーん。
GM/ハインリヒ:「サルヴが記したと言われる書物ですか? しかし、それは実在すら怪しまれているはずですが」
ヤドラン:「そのサルブってのが前ここにいたって話で、それで彼らと同じく探しに来てるのよー」
GM/ハインリヒ:「そうだったのですか。彼らもまた貴方と目的を同じくする者だったのですね。すみません、私長らくこの森に住んでおりまして。外のことには疎いのです」
ヤドラン:「てかこんなトラップだらけなところに薬草探しとは……あなたもなかなかやりそうね☆」
GM/ハインリヒ:「ふふ。慣れればなんてことはありませんよ」
ヤドラン:ひとまず倒れてるメンバーのところにいくか……?
GM/平凡冒険者フーツメン:たおれてる。
GM/大熊冒険者ベアゾー:ばたんきゅー。
GM/“サンダーシューター”の冒険者A:戦闘不能。
GM/“サンダーシューター”の冒険者B:気絶している。
GM/“サンダーシューター”の冒険者C:すやぁ。
ヤドラン:一人寝とるぞ!? 傷はどんな感じ?
GM:うむ。さっきキングホークと戦ったキミなら分かるだろう。鳥の爪やくちばしでやられてそうだなって。
ヤドラン:ほうほう。
ヤドラン:「あ~、これはあの鷹にやられたのねー」
GM/ハインリヒ:「最近、森の鷹の気が立っている様子だったのですよね」
ヤドラン:「あらそうなの?」
GM/ハインリヒ:「外からの来訪者が多くやって来ているためと考えると納得です」
ヤドラン:シュラちゃんの様子は?
GM/“片翼の”シュライク:変わらず黙ってキミに付き従ってる。
ヤドラン:ほうほう。
ヤドラン:「あーそうよねー。いきなり人間が森にずかずかと入ってきたら、そりゃ気が立っちゃうわよねぇ」
GM/ハインリヒ:「特に、この先はこの森のヌシと呼ばれる大鷹の住処ですから。彼らはそのヌシにやられてしまったのかもしれませんね」具体的に言えばクライマックスフェイズです。
ヤドラン:「わぁお。あ、そうだ! あなたこの森に住んでるのよね? だったら風邪に効く薬とか詳しいかしら?」薬草探してるって言ってたし、なにか知ってるかな?
GM/ハインリヒ:「風邪に効く薬……ですか。ある程度は分かりますが」ひょっとしたら知ってるかもしれない。
ヤドラン:では外の状況を伝えます。
GM:全部かな?
ヤドラン:え? その含みはこわい……。
GM:フィンジアス風邪っていう昔のやつっぽいのが流行ってるとか。ゼダンが医方秘要求めてるとか。それとも部分的にかな? ふふふ。
ヤドラン:えっと、まずフィンジアス風邪は伝えるでしょ?
GM/ハインリヒ:「ほうほう……外ではそのような流行り病が……」伝わった。
ヤドラン:本は……まぁ王様が冒険者に依頼出してる状態ですよね?
GM:そうですね!
ヤドラン:一般公開?
GM:一般公開。本土(エリンディル大陸)の領土外にまで知られてる。
ヤドラン:ならそれも伝えて。うーん……まぁそんな感じ、かなぁ。輝ける男は……。うーん。
ヤドラン:うううーーーーんんんん。
GM:GMは にこにこしながら みまもっている。
ヤドラン:ぐぬぅうううううううううううううううう。
GM:wwwwwwww
ヤドラン:い……い…………。
ヤドラン:いやまじでなやむな。
GM:まぁひとつ、あえて言うなら。今、目の前にいる男はまごうことなき超美形っすね。
ヤドラン:まさに顔面が輝いている男!!
GM:おまけに高身長。足なっがい。物腰穏やか。でも外のこと知らない引きこもり。
ヤドラン:筋肉は……?
GM:普通以上細マッチョ未満。無駄なく引き締まってる感じかな。ただ普段から使ってる感じじゃない。知的タイプ。たぶん。
ヤドラン:うーん…………おしいわね!! 決めた!! 輝ける男は言わない!!
ヤドラン:レインちゃんが最後の最後に教えてくれた情報だし……アロイス様に言ったのはもうアロイス様だからってのがあったからだし。
GM:【精神】か【感知】かで難易度15、どうぞ。
ヤドラン:これは情報収集ではないですよね?
GM:ではないですね!
ヤドラン:では感知で!!(感知判定を振る)
6+2D6 → 6+7[3,4] → 13 → 失敗
GM:はちゃめちゃに美形だなって感じた!!!! 以上!!!!!
ヤドラン:うーん、サポートつかう……?
GM:そういやそんなのあったな……!
このGM、自分で設定したサポートスキルの存在忘れがち。
ヤドラン:シーン1だしいくか!? てかこれなんの判定でしたっけ?
GM:え? 【感知】か【精神】の判定。GMが不意に提示した判定。
ヤドラン:なるほど。シュラちゃんサポートいくよ!! 《サポートショット》いきます!!
GM/モズタロー:「チチチチチー♪」代わりにモズタローが飛び回った。
ヤドラン:(感知判定を振る)
6+2D6 → 6+11[5,6] → 17 → 成功
GM:マ……???
ヤドラン:よっし!! モズちゃんないす!! さぁ情報をプリーズ!!
GM/モズタロー:ちょんっと美形の頭に乗っかる。
ヤドラン:だから!!! イケメンと小動物の容量用法は!! 使いすぎちゃあかん!!
GM/ハインリヒ:小鳥を乗せたその様でさえ神話を描いた絵画の如く。まさに、画になっている。
ヤドラン:もうこいつがサルヴじゃないの?
GM:その美しさは、例えるなら神にも近しいと。そう表現してもいいだろう。
ヤドラン:え? ディーバ? それともにゃる様?
それはやべーやつ。
GM/ハインリヒ:「おや。小鳥が……」
GM/モズタロー:「チチチー♪」ぱたぱたぱた。シュライクの肩へ戻った。
GM/ハインリヒ:「変わった姿形の小鳥ですね」穏やかに微笑んでいる。
ヤドラン:「かわいいでしょー?」
GM:なんか聞いたり精神探ったりする?
ヤドラン:え? うーん、怪しいけど何に対してか分かんないんだよなーインサイト。
GM:存在そのものにインサイトする?(?)
ヤドラン:ww じゃあする?
GM:草。難易度15かな……。
ヤドラン:(精神判定を振る)
5+3D6 → 5+10[2,4,4] → 15 → 成功
ヤドラン:(o^―^o)ニコ。
GM:wwwwwwwwwwwwwww まじかよwwwwwwwww
GM:(←何を言おうか迷ってから)怪しいなと彼をじろじろ見たキミは分かってしまった。彼は「分類:神/人間」であると。
ヤドラン:やっぱディーバじゃん!!!!!!!!!!!
GM:だから身長200cmで脚長いって……しかも美形だって……。
ディーバ:半神半人の存在を指す。その中でも《ディーバ:エルダ》は頭身高く身長2m近くて美形な古代種族エルダを指す。ちなみに「ディーバ」という種族が存在するわけではない。PSG.P48参照。
ヤドラン:そだったね!!!!!!!! てかこのあとどうすればいいんだww
GM:美形がマジもんの引きこもり神だと分かったところで、奥へ進む?
ヤドラン:進むかぁ(コネクション取っとくか……)。
GM:わらう。コネ固定化は経験点を1点消費するんだぞ!
GM/ハインリヒ:では。先へ進もうとしたキミの背へ向かって、超美形が声をかけた。
ヤドラン:お?
GM/ハインリヒ:「貴方はなにゆえに疫病に抗おうと思っているのですか?」
GM/ハインリヒ:「病、それは自然の現象ではないでしょうか。自然に起こった現象に抗うのは、正しいことなのでしょうか?」
ヤドラン:「え? うーん、ゼダン様がそれで困ってるから……?」
GM/ハインリヒ:「疫病によって帝国が滅びるのであれば、それが帝国の運命であったと考えられませんか?」
ヤドラン:「うーん、うーん……。まぁそうなんでしょうけど……」
ヤドラン:「うーん。単にアタシが、ゼダン様の力になりたいってだけだからねー。アタシ自身に望み?とか、そういうのはないのよねぇ」ヤドランの行動指針は基本ゼダン様とアロイス様だからな。
GM/ハインリヒ:「そうなのですか……無欲な方なのですね。いえ……ある意味、強欲とも言えましょうか」
美しき男は依然として穏やかな表情のまま、冒険者をじっと見据える。
そして、少しだけ低めた声で淡々と言葉を続けた。
「貴方はご存知なのですか」
微かに場の雰囲気が張り詰めた。
その瞳に遠くを見るかのような色を宿し……男は、告げる。
「皇帝ゼダンが生き続けることで、この世界は滅びを迎えるということを」
モモンガ団:!!!
ヤドラン:火の粛清とかあーけんらーぶのことかな?
GM:ほう。少なくとも、世界の人間のほとんどは彼の生で世界滅びるとまでは思っていないだろうね。
ヤドラン:いや、以前とあるアリアンロッドの動画を見たときにですね、詳しいことは忘れちゃったけど。火の粛清って、やるのはアーケンラーヴでしたっけ?
GM:うーんと、直接手を下すっていう意味なら火の精霊王になる。イフリートだね。風とか水とかの今までの粛清も、精霊王が手を下してきた。
ヤドラン:あ、そっか。まぁ見たときにですね、アーケンラーヴがゼダンを使ってこの世界を粛正するために使われてるってのがあって。この問いもそんな感じなのかなって思っただけです、はい。
GM:それは公式の設定ではないね! そのエリン界での設定だ。で、目の前の美形は、キミのお慕いするゼダンの生は世界の滅びの原因となると言っているぞ。
ヤドラン:えー……。うーん。
ヤドラン:「イケメンに滅ぼされるのも……ありね!!」
GM:wwwwwwwwwwwwwwwwwww
ヤドラン:「てか世界の滅びって、なにを基準にして滅びっていうのかしらね」
GM/ハインリヒ:「…………」
ヤドランはマイペースに男の視線を受け続ける。
込められていた力が抜けるかのように、張り詰めていた空気がふっと和らいだ。
GM/ハインリヒ:「私は、未来を視ることができるのです」
ヤドラン:「ご、ごめんなさいねアタシ基本イケメンがすほわっつ!??」
GM/ハインリヒ:「私は視ました。皇帝ゼダンの行いにより、世界に“火の粛清”が訪れる、その光景を」
ヤドラン:( ゜д゜)ポカーン。こいつ…………マーリンか!!
GM/ハインリヒ:「エリンディルの大地の全ては、空も、山も、海も、ひとつ残らずとして焔に包まれる。それを生き延びうる生物など在りはしません」
ヤドラン:「え!? それってアタシもいたの!?」
GM/ハインリヒ:「世界のどこかには、貴方の姿もあったかもしれませんね。炎に呑まれてその生涯を終えたか……あるいは、この世界を捨て、再び異世界へと渡ったかもしれませんが」
ヤドラン:「え? ゼダン様ほっぽいて世界渡るとかないわね。たとえそうなったとしても、アタシは最後までゼダン様のおそばにいるわよ」
GM/“片翼の”シュライク:「(ヤドランの返事にちょっとほっとした顔をしている)」
GM/ハインリヒ:「……そうなのですか。決意は固いようですね」
ヤドラン:「だってゼダン様ほっとけないんですもん。あの人すぐ無理するから」
GM/ハインリヒ:「……引き留めてしまい、申し訳ございません。先へお行きなさい」
ヤドラン:「いえいえー大丈夫よー! あなたも気をつけてねー!」そういえば名乗ってなかったな。
GM:実はお互い名乗っていない。
ヤドラン:「あ! アタシ、ヤドランっていうの! あなたは?」
GM/ハインリヒ:くるり。キミへ背を向けて、キミとは反対の方向へと去っていく。
GM/ハインリヒ:「私はハインリヒ・パスツール。またお会いしましょう。ポメロクイーンに選ばれた、幸運な冒険者さん」
GM:その姿は完全に見えなくなった。
モモンガ団:おおっ!?
ヤドラン:「ばいばーい。……うん? 選ばれた? なんのことかしらね?クラインちゃん」
GM/クライン:「きゅゃぁん?」きょとん。
ヤドラン:では……いくぞ!!
GM:クライマックスだ!!!