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超あとがき


 好きなものは愛、自然、竜、人外、高知力キャラ。ポケモン御三家は毎回みずタイプを選ぶちありすです。マイフェイバリット・カードはガガギゴです。水の都アトランティスからのギガ・ガガギゴ、いいよね。


 実はそこそこ前から5人PLによるヴァンスターCPを構想しておりまして。ちあエリン界ヴァンスター設定はわりとちょこちょこ固まっている部分があったりなかったりします。ゼダンやアロイスのクラスや取得スキルなんかもそのひとつですね。

 果たして、それが終わる頃にはガラルヤドランCPの方は何話となっている頃やら。GMもまったく先が読めなくてわくわくしております。

 それはそれとしてヴァンスターCPも回したいですね。いつになるでしょうかね、3年後くらいでしょうか。


 そんな構想ばかりのCPに備えて、積み上げまくっていた公式リプレイのうち、「リプレイ・レジェンド」をついに読みました。読んで、しまいました……。


 いやもう。なんです。大分私の解釈とは違っていたけれども、あれはあれで大いに好き。要約するとありがとう公式。

 そういうわけで、今回の描写は「レジェンド」読了後の解釈が新たに含まれています。

 気になる方は公式リプレイの「レジェンド」4巻を是非にご覧ください。私はたまげすぎて3日くらい食事が喉を通りまくりでした。ありがとう公式。



 さて、ここからはシナリオのネタばらしになります。シナリオ作成の経緯とか、ギミック公開とか、裏設定晒しとかですね。

 いやまぁ実を言うとそこまでしっかり作り込んでいるわけでもないので、お恥ずかしくはあるのですが。PL様にご興味抱いてもらっちゃったらね、もうこれは晒すしかないよねと。褒められると調子に乗るしかないよねとうへへへへへ。


 もちろんリプレイ本編のネタバレしかないのでご注意ください。

 本CPやヴァンスターCPのネタバレになるような部分は意図的にぼかしたままにしております。ちゃんと考えていなかったとかではないですよ、たぶん。




●「常雨の呪い」作成の背景

 突発単発シナリオがまさかのCPになり、第2話はどうしようかと考えたGM。せっかくCP化したのだから、どうせなら前話と繋がりのある話にしたい。そんなことを思いながら前話を見返していた私の目に留まった、「太陽王の聖杯」。


 これだ。


 太陽、すなわち晴れの対となるのは雨。雨といえば水。そしてヤドランは水属性であるべスティア:アクエリアス。更に雨降る中でゼダンを同行させれば公式設定で体強くない彼は体調を崩し、PCに頼らざるを得なくなるだろう。そうなれば常の圧倒的な力を振るうこともできず、あくまでサポートキャラとして彼を同行させることができる!

 しかも、そうだ、ホニャララすればそのまま3話のネタにもなるじゃないか。


 完璧だ。


 そう自画自賛して呟くGMの姿があったとかなかったとか。



 ……という経緯でできあがりました本シナリオ。

 ゼダンがアーケンラーヴの神具を新たに手にしたことを聞きつけた雨女が、島に豪雨を振らせてゼダンを脅し、ひとりでルヴァン山の山頂に来るよう要求。PCは成り行き(アロイスの策)で、それに同行することとなります。


 ルヴァン山はヴァン山脈がひとつ、帝都の東に位置する「日の出山」とも呼ばれる山です。……というオリジナル設定です。

 公式語句たるヴァン山脈はフランス語のvent(「風」)、ムーヴァン山はmouvant(「動き、動く」転じて風の移り変わりや流動の意味かなという程度に私は解釈している)と解釈し、同じくフランス語であるlevant(英語のrising)と名付けました。音も意味もこの上なくぴったりだと思ったものです。

 無学ゆえ言語系の自信はさっぱりありませんので、正しい知識をお持ちの方がいらっしゃいましたら是非にご教授くださいませ!

 で、実は「日の出山」って日本に本当にあるんですね。ちょこちょこそちらも元ネタにいたしました。主に登山時間とか。いつの日か登ってみたいですね、リアル日の出山。



 報酬金は前回と同じくCL×1万Gです。神聖皇帝はお金にケチケチしないのです。口止め料の意味だってありますからね!!




●裏設定

 PCがゼダンへ太陽王の聖杯を献上したのを広めたのは、もちろんアロイスです。前話EDでPCを英雄と吹聴していたように、わざと話を広めました。

 そうして、ゼダンが新たな権威を得たことは人々に知れ渡りました。反対勢力を萎縮させるのと、反皇帝派の目がPCにも向くことで、その矛先を皇帝以外へ分散させようという狙いもあります。

 つまり、アロイスはわざとPCの敵をつくっています。お前ならこれくらい跳ね除けられるだろうという“天の眼”の信頼の表れでもあります。というかそもそも、退けてくれることを期待してもいます。ドゥアンたる彼もまた強者が大好きなのです。

 しかしそれは“雨の魔女”がゼダンへ目をつける要因ともなってしまいました。


 “雨の魔女”からの手紙が届いたあと、ゼダンはクランの猛犬らを駆使して彼女についての情報を集めました。おかげでエネミー識別にも成功し、レインのレベル……もとい実力の程も分かりました。

 メタ的に言えば、ゼダンはクラウ・ソラスを装備できる程度のCL(実力)の持ち主です。従って、レインだけが相手であるならばゼダンひとりでも問題無いだろうとゼダンとアロイスの両者は判断します。

 問題は雨夜の登山。すでに連日の大雨のせいでゼダンの体調が良くない状態になっていることを、アロイスは見抜いていました。そのため自身ひとりが同行することを提案し、共に城から出発します。

 そんな折にアロイスはPCを見つけました。前話で立派な忠誠心を見せてくれたヤドランであれば皇帝の体調不良を知られても問題無さそうであるうえに、その実力ならば警護もレイン戦も任せられると判断し、アロイスはゼダンへPCの同行を促します。そしてアロイス自身はゼダンの病状を和らげるため、山脈内の貴重な薬草を探しに離脱しました。




●ルート分岐とギミックについて

 Afterplay01でも述べましたが、EDはノーマルとベストの2種類でした。

 ベストEDの条件は、

①ゼダンの病状「最悪」を回避する。

②レインを戦闘不能にする。

 の2つ。朝日を見られるかはED条件ではありませんでしたが、次話に少し影響します。あと単純に朝日見れたらゼダンが微笑んでくれます。それはやっぱり大事だよね!!!


 PCがレイン戦で戦闘不能となるかゼダンの病状が最悪状態になるとノーマルEDとなり、ゼダンがクラウ・ソラスの力を使うことでレインは死亡するという展開になっておりました。

 このレインの生死は、CPの今後に関わることとなります。



 実はお恥ずかしながら、経過時間ギミックの方はそこまでしっかりとは作り込んでおりません。

 Afterplay01でも述べた通り、経過時間が関わっていたのは以下の3つでした。

①朝日を見られるか。

②クライマックスの難易度。

③ゼダンの病状。


 朝日は、4~5時台であれば山頂で拝むことができ、それより早ければ帝都に帰還してから見ることができました(時間の都合で帝都帰還シーンまでは描写しきれませんでしたが)。

 それより遅かった場合は自然の雨が降る空となっていました。



 2時より早く山頂に到着できれば、ある程度好きな場所から戦闘を開始することができ、ゼダンが倒れることもなく最初からサポートスキルを使ってもらうこともできました。

 3時以降の場合、レインは雨の威力を強めてゼダンを倒れさせます。また、PCの攻撃射程範囲外に出現&移動するように動きます。

 ヤドランは戦闘前の時点でゼダンにエンゲージしていたので、そこまで問題はありませんでしたが。



 一番重要なのはEDにも関わるゼダンの病状です。

 病状は「良い」「悪い」「最悪」の3段階で、最悪状態だとノーマルED直行です。「良い」と「悪い」は次話で少し関わります。

 と言ってもその実態は、判定に失敗したり戦闘に時間をかけたりして時間ロスが増えると病状が悪化する、という程度の仕組みでした。あとはRP見て差し引きする感じで。ヤドランなら素敵なRPを見せてくれるだろうという期待の表れでもありますうふふふふ。

 さすがに腹枕シーンは予想外すぎましたけどね!!!(いいぞもっとやれ)


 Middle06で発生していた、ゼダンの不調に気づく【感知】判定は成功するまで発生し、時間経過と共に難易度が下がるというものでした。もちろん、判定に失敗するたびに時間ロスイベント発生です。

 また、ゼダンの体が強くないことをPC(あるいはPL)が心配してたら達成値ボーナス+2発生というものでもありました。


 概ね真っ直ぐに進んで2時台に山頂へ到着していれば、クライマックス戦の最初からゼダンのサポートスキル使用可能という形に。ただし病状は決して「良い」にはならず、戦闘に時間をかけすぎると「最悪」になる可能性もありました。

 今回は休憩を挟んだ時点で「最悪」となることは回避され、おまけに好感度(引いては経験点)まで稼がれてしまいましたが。


 実際のクライマックス戦は3時以降の到着であったため1ラウンド目のサポートスキルは使用不可でしたが、長く休憩を取って病状最悪を回避していたために2ラウンド目のセットアップでゼダン復帰。さらに、PCがHPポーションを置いてくれていたことで病状「良い」に確定されました。

 ラストのアロイスの登場は経過時間とゼダンの病状で決まり、今回は病状良いであったために薬草を持っての登場となりました。レイン戦は完全にPCへ任せて、自身は薬草探しに専念していたというわけです。それだけPCを信頼しているのです。




 いやぁしっかし、すごいですねヤドラン。

 期待を優に超えてきたRPの数々に、GMはにっこにこです。とんでもねぇもんを見ちまった気分です。

 見学してくださっていた姫ユリさんのネタ提供にも感謝感謝です。この、みんなで物語を作っている感じが本当に堪らないですよねTRPGって。

 神聖皇帝へ母性を目覚めさせたヤドラン(♂)のこれから。GMのわくわくは、さらにさらに膨らんでいく一方です。


 此度の彼(女?)の行動が、迎えたエンディングが、どのような展開を見せてくれるのか……どうぞ楽しみにお待ちください!



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