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♦Middle11♦微睡みの皇帝


ヤドラン:「あら、なんかよさそうなところが……遺跡? 扉に罠は……なさそうね」


GM:ちらと覗き見た中は、あちこち崩れた様子ではあるものの生物の気配はない。至って静かだ。


GM/“神聖皇帝”ゼダン:ゼダンは黙ってキミがするがままに任せている。ちょっとぼんやりしている。


ヤドラン:「ここで少し休みましょうか」ああんやばいっすね!!


GM/“神聖皇帝”ゼダン:「……仕方がない」そう言って馬を降りた。地に座って、壁に背をつけて体を休ませる。


ヤドラン:じゃあ「冒険者セット」の「野営道具」から毛布を取り出しますか。


GM:かけますか。かけちゃいますか。


ヤドラン:てか王様横になったほうが良さそうな……ヤドランのお腹、あいてますよ?


GM:wwwwwww ヤドランの腹を枕に寝る皇帝……。


GM/“神聖皇帝”ゼダン:「…………ふぅ」微かに息をつく。


ヤドラン:「はぁい王様はこっちね」王様持ち上げてお腹に誘導。


GM/“神聖皇帝”ゼダン:「…………は?」



 GMは盛大に噴き出した。



ヤドラン:「横になった方が休めるわよ」んで毛布かけます。


GM/“神聖皇帝”ゼダン:「…………。…………(うとうと)」


ヤドラン:「さぁさぁねちゃいなさーい」頭ぽんぽん。


GM/“神聖皇帝”ゼダン:「ヤドラン……そなたは、なにゆえに……余に、従う?」ちょっとうとうとボイス。


ヤドラン:「え? 前も言った通りですけど」


GM/“神聖皇帝”ゼダン:「……顔だけか?」


ヤドラン:かわいいなぁおい!!!!!!!


GM:こりゃだいぶ熱回ってますな?


ヤドラン:「そうねー前まではそうだったかもだけど、今は……」


ヤドラン:「ちょっと目が離せないから、かしらね?」


GM/“神聖皇帝”ゼダン:「……なんだ、それは」


ヤドラン:「なんだか王様無駄に無理してそうだし、アロイス様みたいに息抜き?とかできてなさそうだし。なーんか見てて心配になっちゃうのよねぇー」




ヤドランは自身へ寄り添う皇帝へと語りかける。


「そんな無駄に頑張ってる姿見てたらね?手伝いたくなっちゃうじゃない? どんな景色を見ているのとかね? 少しでもなにか力になれればなーって、最近はそう思ってるわね」


穏やかなその声は、熱によって思考の霞む皇帝の耳へ、子守唄のように流れていく。


「あ、うっさい連中になんか言われたら遠慮なくアロイス様とかに愚痴っちゃうのよ! 誰かに話すだけでもだいぶ楽になるんだからね!」


皇帝の末弟として生まれ、今は“神聖皇帝”として。人々の上に立ち、彼らを率いながら……彼らに敬われながら、恐れられながら生きている。

そのようなゼダンにとってヤドランの言葉や態度はとても奇妙で……新鮮ですらあった。


「まぁほかにも言いたいことはあるけど、今は休んだ方がいいわ。アタシが見張ってるから、少しでも寝てちょうだいね」


ぽんぽん、と。ヤドランはゼダンの頭を撫でる。

ついぞ味わったことのない不思議な感覚を抱きながら、皇帝は静かに目を閉じた。




GM/“神聖皇帝”ゼダン:「…………。……ふっ。可笑しな、奴……だ……」すやぁ。


ヤドラン:( ˘ω˘)スヤァ


GM/“神聖皇帝”ゼダン:(好感度:3→5)


GM:まぁたGMの予想超えて好感度上げしてるよこのヤドラン……。


ヤドラン:わぁいww なんかもう母性?だよなぁヤドラン。ゼダン様見てるのがww ♂だけどww



 好感度は+1ずつという法則(GMの想定)が壊れた。

 やっぱりこのヤドランやべーやつじゃん……。



ヤドラン:馬は大丈夫? 疲れてない?


GM:実は錬金馬は生物ではないのだ。


ヤドラン:うんww いやでかいのが乗ってるからさ……。


GM:キミたちの側でゆったりしている。


ヤドラン:よかった。


GM:終わったあとにメンテナンスは必須かもね!


ヤドラン:せやなwww


ヤドラン:「(はぁん王様の寝顔さいっこーにかわいい)」


GM:あれだよね、ちょっと気を抜いた顔してそう。安堵してる、というか。そうだな、きっと気を許した表情だ。


ヤドラン:うへへへへ。いいっすなぁ!! ごちそうさまです!!


GM:どれくらい休憩する? 30分? 1時間? 2時間?


ヤドラン:どうしようかなー。うーん。ぐぬぬぬぬぬ。


GM:wwwwww 悩め悩めぐへへへへへへ。


ヤドラン:開き直って2時間でいいや!! アロイス様ごめんね!!心配してそうww もうあれや。遅れても来てやっただけありがたく思えだ!!!


GM:お。じゃあMP[2D]回復していいよ!


ヤドラン:わーい。(ダイスを振る)

2D6 → 8[3,5] → 8


ヤドラン:(MP:49→57)


GM:仲良くいっしょに休憩した。




GM:(経過時間:-115→-235)2時間経過しました。


ヤドラン:王様、熱引いたかなぁ。


GM:どうやら少し容体が良くなったようだ。さっきほどは熱くない。


ヤドラン:2時間で少しか……(;^ω^)


GM:そりゃぁ38.5度も熱出してたら……。


ヤドラン:ごめんよ王様……あとでいっぱい寝て。枕なら喜んでいつでもなるから……。


GM:わらう。


GM/“神聖皇帝”ゼダン:身じろぎしました。


ヤドラン:お?


GM/“神聖皇帝”ゼダン:「……ん」


ヤドラン:「はぁい王様」


GM/“神聖皇帝”ゼダン:急に自分の現状に気がついたようで、がばりと身を起こしてちょっとびっくりした顔でキミを見た。


ヤドラン:「あら急に起き上がったらあぶないわよ」かわええな。


GM/“神聖皇帝”ゼダン:「……世話を焼かせたな」で、パッとキミから降りた。


ヤドラン:「いえいえー(おでこに手を当てて)だいぶ熱もひいたわね」


GM/“神聖皇帝”ゼダン:「元より問題は無い(顔振ってヤドランの手払って)……先を急ぐぞ」


ヤドラン:「あらあら待ってー」ではさっきと同じ感じでいきますか。


GM:わらう。


ヤドラン:また悪化したら大変だしね。


GM/“神聖皇帝”ゼダン:ちょっと不服そうな顔しつつも大人しくロープに繋がれた。


ヤドラン:かわいいなあ。


GM:では登山を再開します?


ヤドラン:いえす!



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