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♦Middle01♦聖騎士隊隊長


GM:ミドルフェイズ、シーン1。OPなんてなかった。


ヤドラン:ww


GM:キミが「太陽王の聖杯」をゼダンへ献上したことは、瞬く間に帝都中に広まった。


ヤドラン:広まったの!!??


GM:そして、それから少しして。帝都は大豪雨に見舞われるようになった。


ヤドラン:これヤドランのせいて思われちゃう!! 特性雨ふらしじゃないよ!?


GM:広まってしまった。誰が広めたんだろうね。


ヤドラン:アロイス様!!!! あなたですね!!??


GM:(笑顔)



 大当たりである。



GM:そう。実際、キミのせいなんじゃないかって反皇帝派あたりは囁いているぞ。あまりにもタイミングがばっちりだったからね。


ヤドラン:おのれ反皇帝派め!!


GM:帝都はもともと山脈の中にあるので、雨が降ること自体はそう珍しくもないのだけれど。流石に、ここまで途切れることなく大豪雨が続くというのは前例のない大事態だ。


ヤドラン:あらら。作物とか高騰してそう。


GM:うむ。中々に大混乱状態だ。最初の降雨の日から、ひと月程が経過したが、雨は今もなお激しく降り続いている。


GM:そんな現在の時刻は20時。夜です。大雨のせいもあって真っ暗です。


ヤドラン:「こうも雨続きだと洗濯物が乾かなくて嫌になるねぇ」20時!


GM:さて、ヤドラン。今のキミは何してる?


ヤドラン:うーむ。


GM:宿の部屋でやぁんとしててもいいし、大雨の街中をぶらぶらしててもいいし、ユーギィ家で夕食一緒にしててもいいよ!


ヤドラン:筋トレかな!!



 まったく予想していなかった返答にGMは盛大に噴き出した。



GM:つよい。場所はどこですか!


ヤドラン:ふむ。そうだ。あふれてる川?水路?の中を泳いでる。流れに逆らうように。


GM:草。じゃあ街中ですな!


ヤドラン:ですな!!


GM:(MAPとBGMを変えて)街中です。


ヤドラン:「えっほ、えっほ」ばしゃばしゃ。


GM:あふれる水路に立ち向かうが如く、流れに逆らうヤドラン。強い雨がキミの体に降りしきるが、キミはそんなもの、ものともしない。


ヤドラン:「えっほ、えっほ…………とったどー!!」魚がぶり。


GM:wwwwww


ヤドラン:いや、いるか分からないけどねww


GM:海から流れてきてた魚つかまえた。


GM/???:「……おおっ!? 見事なものだな!」と声が聞こえてきた。


ヤドラン:「ごっくん……うん?」


GM/イシュルーナ:水路端にエルダナーンの女性が立っていた。


ヤドラン:お?



挿絵(By みてみん)

 ※実際の立ち絵。

  「ゆうひな」様よりお借りした画像を加工、編集して使用しています。

  雑加工だけど許して。



イシュルーナ:「このような雨の中、なんと見事な泳ぎか! 我が聖騎士隊の訓練として一考しよう!」


ヤドラン:訓練ww


GM:えー。【知力】か【感知】判定。高いほどキミは彼女について知っている。初対面ではある。


ヤドラン:感知かなー? ふりまーす。(感知判定を振る)

6+2D6) → 6+9[3,6] → 15


ヤドラン:ど、どうかな?


GM:おっ。上限まで出た。


ヤドラン:おお!?


GM:最高、ジャスト15だ!


ヤドラン:やったー!! 可愛いおにゃのこ!!


GM:えー、ではでは。帝都ヴァンスターの神殿には、神殿直属の3つの騎士団が存在する。そのひとつがPWGや西方ガイドにも載ってる「ゴウラ聖騎士隊」だ。


GM:で、彼女は聖騎士隊のひとつ、「イシュルーナ聖騎士隊」の隊長。イシュルーナ・ヴァンティエム。


ヤドラン:ほうほう。


GM:見た目は20代ほどの女性だが、実際は56歳のエルダナーンだ。腰に剣を提げてはいるが、拳で闘うスタイルの豪快な女性である。


ヤドラン:こぶしはええぞ!!!!


GM:いいよね!!!!


GM:「イシュルーナ聖騎士隊」は明るく力強い筋肉質モンクが多い。そしてイシュルーナ本人も真っすぐで明朗快活な女性であり、帝都の住民からかなり支持されている。以上!


ヤドラン:「あら? あらあらあら!? まああああ!!!! イシュルーナ隊長じゃなぁあい!!??」ぜひうちの子もそこにいれたいわぁ。


GM/イシュルーナ:「はははっ、お初にお目にかかる。ヤドラン、貴殿の話は聞いているよ」


ヤドラン:「やぁぁあああんまさかお会いできるなんて!! こんな格好でごめんなさいね」


GM/イシュルーナ:「いやいや、気にするな。むしろ良いものを見せてもらったよ」


ヤドラン:水路から上がるか。


GM:じゃぱー。


ヤドラン:「あらやだ嬉しい!!」尻尾ぶんぶん。


GM/イシュルーナ:「連日の雨であろうと心挫けず、己を鍛え上げる……うむ、実に良い心がけだ!」そう言うイシュルーナは、こんな格好でおもいっきり雨に打たれている。


ヤドラン:傘ないの!!??


GM:傘……がこの世界にあるかは分からないが、そういう雨具の類身につけてない。


ヤドラン:そういや雨降った時とかどうしてるんだろう? かっぱ?


GM:フード付の外套とかかな?


ヤドラン:それともトトロの草とか?


GM:草。妖魔はそうかもしれない(?)。


ヤドラン:ww


ヤドラン:「イシュルーナ様外套なくて大丈夫なの? 冷えは女性の天敵よ?」


GM/イシュルーナ:「構わんさ。これも修業の一環だからな」


ヤドラン:「たくましいわねぇ。今は見回りのお時間です?」


GM/イシュルーナ:「ああ、その通りだ」大雨続きなせいで、都内を歩く人は巡回兵や見張りの騎士くらいしかいない。


ヤドラン:「いつも見回りありがとうございますー」ぺこり。にしてもイシュルーナ細すぎやしません?


GM:実は脱いだらすごいのかもしれない。モンクだし。


ヤドラン:こんな細腕からすさまじい拳をお見舞いするんですねじゅるり。


GM:最高っすね!


ヤドラン:腹筋!! すごそう!! ヤドラン腹筋ない!!


GM:wwwwwww


ヤドラン:ぽよんぽよん。だから筋トレしてるんだきっと……。


GM/イシュルーナ:「己に厳しき者に悪い者はそうそういない。貴殿を悪く言う連中も時折見かけるが、やはりそれらは信頼に値しないな。こうして貴殿に出会えて、それが分かって良かったよ」


ヤドラン:「まぁそういうのはどこの世界にでもいるから気にしてないわぁ(聖騎士団、ゴウラ隊長のおすっぱいいつか拝んでみたいわね☆)」


GM:wwwwwww


ヤドラン:大胸筋でしたっけ?


GM:わらう。たぶんそう。


ヤドラン:けっこうおじさんかと思ったが、ゴウラ隊長30代でびっくり。


GM:私も思ったそれ。


GM/イシュルーナ:「では私は見回りに戻ろう。貴殿に太陽神アーケンラーヴのご加護があらんことを」


ヤドラン:「お気をつけて~」手を振る。


GM/イシュルーナ:聖職者っぽい礼(?)をしてから、去って行った。



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