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♦Middle15♦忍ばぬ激憤


瞬間、辺りが閃光に包まれた。

それは、煙にも似た光であった。




ヤドラン:わぁお。


ヤドラン:「あらまた煙幕!?」ツムジちゃんぎゅってしてるから庇ってるよ!


GM/平凡冒険者フーツメン:「うっ、うわぁっ!?」


GM/大熊冒険者ベアゾー:「ま、また体が引っ張られるッスーー!?」


ヤドラン:「みんな大丈夫ー!?」


GM:キミの視界は煙と光に包まれる! 光が晴れたとき、ツムジを抱くキミの前にいたのは、


GM/ハヤカゼ:「…………」


ヤドラン:わぁお。


GM/ハヤカゼ:バトラー服着てる。


モモンガ団:服wwww


ヤドラン:そのままで来たのwww


GM/ハヤカゼ:「……妹から離れなさい。いな、離れずとももう遅いです。その命、貰い受けます」


ヤドラン:「あらハヤカゼ君! ……やっぱりバトラー服似合ってるわね」


GM/ツムジ:「あッ、兄者!?」


GM/ハヤカゼ:「貴方の数々の所業。黙っておりましたが……妹に手を出したとなると、もう見過ごすことはできません。この場で散りなさい」


ヤドラン:なるほど、ハヤカゼ君の前にツムジちゃんに手を出したのはだめだったか。攻略順みすったな。


GM:草。


ふむたん:攻略順で草。


モモンガ団:wwwwwwww 攻略チャートかな。


ヤドラン:「他の子たちはどうしたの?」周りを見て。


GM/ハヤカゼ:「他の連中はわたくしの秘密忍具によって退場願いました。これより行うは、わたくしと貴方の一騎打ち。妹から離れなさい。そして死になさい」ズゴゴゴゴゴゴゴ。とても怒っているご様子である。


ヤドラン:wwwwww


ヤドラン:「……怒ってるハヤカゼ君、すてき」ぽ。


GM/ツムジ:「むきーー!!! だぁから兄者は過保護すぎるでござるぅ!!!!」


GM/ツムジ:「そもそも今回の忍務だって、本当は拙者ひとりの予定であったはずでござる! なんで兄者がいるでござるか!」


ヤドラン:「いや、ツムジちゃん。あなた見てたら過保護にもなるわよ」


GM/ツムジ:「ええっっ!?」なんで!!??って顔してる。


ヤドラン:「あなた、なにかと危なっかしいのよ?」


GM/ハヤカゼ:「兄者は知っていますよ、ツムジ。貴女が暗殺対象に恋慕の情を抱いてしまったことを」


GM/ツムジ:「ぎくぅっ!!!!???!?」顔まっか。


ヤドラン:「あぁやっぱりゼダン様のことね」


GM/ハヤカゼ:「貴女の忍務はわたくしが引き受けます。里へ帰りなさい。ここは貴女を狙うであろう男が多すぎて兄者は心配です」


ヤドラン:「引き継ぐ、ってことはゼダン様も狙うってこと、かしら?」


GM/ハヤカゼ:「ええ、もちろん。妹の心を奪うなど……絶対に許しません……。あの皇帝は何があろうとも、このわたくしが討ちます」


ヤドラン:「アタシのことはどうでもいいけど、ゼダン様を狙うっていうなら話は別ね」


ヤドラン:「いいわ、この決闘、受けるわ!! お互いゼダン様とツムジちゃんを賭けた、漢同士の決闘よ!!」


モモンガ団:くさ。


GM:なんて??????


ヤドラン:え? そうでしょ?


GM/ハヤカゼ:「ふっ……良いでしょう。その心意気、買います」クナイを取り出し、構える。


ヤドラン:キャリバーをちゃきって構えるよ。


GM/ツムジ:「あわわわわわわ」


ヤドラン:「アタシが勝ったら、二人にはサンディのお店で働いてもらうわよ!!」


GM:草。


GM/ハヤカゼ:「ツムジはお帰りなさい。流れ弾が当たって傷が付きでもしたらいけません」


GM/ハヤカゼ:「風雅流秘密忍具……!」てってててーん、ててーん!(←SEと共に)


ヤドラン:wwwwwwwwwwwwだからwwwwwwwwもうwwwwwww


モモンガ団:わらう。


GM/ハヤカゼ:「“転送結晶”!」


GM/ツムジ:「や、ヤドラン……!!」ばしゅーーーーん。どこかへ転移させられてしまった。


ヤドラン:「ふふ。いいわね、兄妹って。アタシにはないから、ちょっとうらやましいわ」


GM/ハヤカゼ:「いくら羨ましがろうとも妹は絶対に渡しませんよ。わたくしの妹ですからね!!!」人差し指をビシィッ。


ヤドラン:「もう似たもの兄妹なのね、あなたたちって! その仕草、ツムジちゃんと同じだわ」


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