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♦Middle04♦画策
GM:シーン3。マスターシーン。
GM:キミが部屋を出てから少し後。キミの立ち去った扉の方へと視線を向けたまま、ゼダンが口を開く。
GM/“神聖皇帝”ゼダン:「アロイス。あやつが反逆の意思を示した際には、そなたの手で始末せよ」
ヤドラン:はぁっぁんん始末されちゃううう。
GM:wwwwwwwwwwww
GM/“天の眼”アロイス:「はいはい。承知いたしました、っと」
アロイスは揶揄うように大仰な仕草で頭を下げ、政務室を後にする。
静寂に包まれる部屋の中。独り座す神聖皇帝は依然として扉の方を見据えながら――あるいは、先に待つ遠い未来を見透かすようにしながら――微かに口角を上げ、薄く笑った。




