6話 休み時間
「そこで、俺はマント野郎に殴りかかった!」
休み時間。
三鷹は朝の出来事を自慢げに烈火に話している。
フロウは暇そうにペンをくるくる回していた。
「それからそれから!?どうなったんだぁ〜?」
事ある毎に顔を近づける烈火を離しながら、三鷹は大きな動きと共に喋る。
「そしたらどうよ!あの野郎、腕が345度曲がって吹っ飛びやがる!俺に挑むにはまだ早えってんだ!」
一方。
一馬は、今日も少女に声をかける。
「お嬢さん、今日は放課後暇かい?」
「一馬、前も言ったけどそれは機能データだから答えてくれないよ...。」
「!!」という顔を浮かべる一馬。
「っほん。そうだ、そうだったなぁ。 ...ところで、ソレ、上手いのか未久留...?」
聞くのに無理もない。
未久留の食べているそれは、明らか食べれば脳内出血は免れない刺激臭だった。
「んんっ!ふごくほいひいよ!(ゴクンっ)この赤と緑の唐辛子に豆板醤、ラー油にクラッシュペッパー+アルファをかけたこの麻婆豆腐、最近発見したんだ!暴○ハバネロなんて比じゃないくらいおいしくて―――」
と言いかけ、未久留は口をつぐむ。
(辛い食べものの事になるとつい盛り上がってしまう...。)
「金、こっちが払った分返してよねっ」
唐突に、レイの目の前に掌が差し出された。
(何を急にこっち来て言い出すんよ!)
「...いや、二人で一緒に行ったんだから、二人で払もごっ!?」
口をふさがれた。
なぜに口をふさぐん?とレイが思った矢先、シェレンが顔を赤くしていた。
「二人とか一緒とか、そういうの人前で言わないでよっっ..!」
「...?んんん?(なんで?)」
「というか、金額足りなかったんだけど」
「う...相坂」
「いいわね、皆元気で。仲良くなってきたみたいだし」
北御門は、教室の様子を見てくすっと笑う。
「...それも、伝えたい喜びとやらか?必要のない話はしたくない」
「あら、非社交的ね、鷲沢君は」
「お互い様だろ」
「まぁ、ね。だからこそ話しやすいんじゃないかしら」
そう言って、北御門は自席に戻っていった。
お久しぶり、箱入り巴です。
ぶっちゃけネタがないので、みんなの昼休みー。的なのを書いてみました。
えー、話を書き連ねるうちに、「〜話」だの「第〜話」など、少し見づらいかもしれませんね。少し改善します(かも)
あと、話と作者によって、時制が異なってるっぽいですが(特に私ですが)、それぞれ一人ずつの世界、みたいな感じで見逃してやってください。
今なら「〜話」「第〜話」などで分かれているので、そこだけ見る!ってのもアリかも知れませんね。
学び所(学校って言えよ)が皆違うので、私以外の作者がどうなっているかわからない状態です。
なので、更新こそ遅いかもしれませんが、心が寛大な方、見守ってやってください。
...あれ、なんか堅苦しいな(笑




